ちょっと楽しかった

六万石

2014年08月08日 21:26

今日、ちょっと楽しいことがありました。

朝、9時20分発の振興バスに乗ったら、
偶然私の座席の近くに、
小学校1年か2年ぐらいの男の子が座っており、
傍らに付き添いの,
あれはお母さんではなくて、多分 先生らしい女性の方がいて、
しおじりえきで おりるよ
と書いたホワイトボードを掲げていた。

バスが広丘駅前で停車したとき、
数名の乗客が下車し、
つられて男の子も降りようとした。

先生(?)が、一生懸命に、後ろから抱きとめた。

ところが、それ以後、バスが停車して、いくらかの乗客が下車するたびに、
男の子は降りようとしてもがく。
先生が必死になって止めている。

見かねて私は、手話で、
「塩尻駅は、まだ、ずーと遠くだよ」、
とやってみたが、伝わらない。

腕時計(アナログ型)で、9時50分のところを指で示して、
「この針がここまで」
と示してやった。

それを見ていた先生(?)が、
ホワイトボードに大きく時計の絵をかいて、
「この針がここまで」
と指で示した。

男の子は急におとなしくなった。
おとなしくなったばかりではない。
なんと、ニコニコしながら私の手を握ってきた。

手を握ったまま、ずーと離さないので、私は
本当はえんぱーくで下車するはずが、
そのまま塩尻駅まで、一緒に乗っていった。

先生(?)は、何度も何度も頭をさげていた。

何らかの障害を持っている子だろう。
むずかっていたのは、
情報が欲しかったのだと思う。
2014.8..8