手話・要約筆記の合同講座

六万石

2015年03月12日 09:18


塩尻市保健福祉センター

塩尻市要約筆記入門講座運営委員会 が3月11日、
保健福祉センターで行われ、地域の難聴者を代表して出席した。

塩尻市社会福祉協議会(社協)から新しい企画が提案されました。
社協主催による
要約筆記入門講座 並びに 手話通訳奉仕員講座の
合同講座
を、7月11日(土)に開催。

難聴者としては大賛成。
願ってもないことです。

そもそも、聴覚障害者にとって、
手話と要約筆記の利用は、明確に区分されるものではなく、
ろう者も難聴者も、ともに、
「聞こえない」
という点に関してはまったく同じものである。

にもかかわらず、要約筆記講座と手話講座では、
その導入が全く違う。

要約筆記の入門講座では、
「まず、聴障者を理解しよう」
というコンセプトで、
「聞こえないとはどういうことか
と、基礎の、そのまた基礎から入る。

一方、手話通訳奉仕員講座では、
さあ、みなさん、まず、日本語を忘れてください
手話の世界に入りましょう!」
と、挨拶や自己紹介のやり方、家族は? 趣味は?・・・
ろう者との交流を目指して、まず実践から入る。

要約約筆記講座と手話講座の受講者が、
「隣は何をする人ぞ」
みたいに、お互い、やっていることをまったく知らない。
ましてや、両者の交流など、あろうはずもない。

両者をつなぐものの存在が、
いままでになかった。
私たちは、かねてから、それがほしかった。

今回、社会福祉協議会の担当者の、
前例にとらわれない斬新な企画に対し、
大いに評価し、
かつまた、感謝している。


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Build bridges,not walls !

壁を作るのではなく、橋を架けよう!

同じ障害の仲間だ。

 2015.3.12
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