幡隆上人

六万石

2015年11月30日 10:47


幡隆上人  松本駅前広場

播隆(ばんりゅう)、江戸時代後半の浄土宗の僧。槍ヶ岳の開山、
            上人(しょうにん)とはもっとも位の高い僧の呼称


これは塩尻市立図書館所蔵の大活字本。
(現在、私が借りている)

1826年(文政9年)、玄向寺の立禅和尚の仲介で
安曇郡小倉村に来て村役人中田九左衛門宅に宿泊、
山に詳しい中田又重郎に案内してもらい、
大滝山、蝶ヶ岳を経由して上高地に入り、
梓川を遡って槍沢の岩屋を根拠とし槍の肩付近まで登った。
この時は偵察で終わったが、その後2年の1828年(文政11年)
槍ヶ岳に初登頂。厨子を設置し、
阿弥陀如来・観世音菩薩・文殊菩薩の三尊像を安置した。

新田次郎「槍ヶ岳開山」(下巻)から。
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正面が大滝山                 2015/11/30          
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2015.11.30 (MON)