シビレ芸者(朝ドラ感想)
久々ぶりに朝ドラの感想。
civilization(文明)の発音をカタカナであらわすと
(1) シビライゼイション
(2) シビリゼイション
の2種類あります。(どちらも正しい)
実際には「シバレゼイション」のように聞こえる。
文明開化の頃の日本には、
英語は、アメリカから、音声が直接に入ってきたから
当時の日本人の耳には
「シバレゼイション」→「シビリゲイシャ」→「シビリ芸者」
となったのは、納得できます。
ドラマでは、主人公の
あさが、こともあろうに
福沢諭吉に向かって
「"シビリゲイシャ"をご存じだすか?文明という意味でっせ」
と、教えていた場面が面白かった。
「
釈迦に説法」とは、このことだ。
それにしても
福沢諭吉役の
武田鉄矢、
どうみても、
金八先生の雰囲気だ。
文明開化の頃に入ってきた英語は、生粋のAmerican English.。
スペルよりも先に、音声が入ってきた。
ローマ字の普及で有名な James Hepburn先生は
「
ヘボン先生」と呼ばれ、
「
ヘボン式ローマ字」で有名である。
時をへだてて、
戦後。アメリカ文化が怒涛のように押し寄せたが、
あの時は、映画とか、雑誌とかで、スペルも同時に入ってきた。
だから、女優のAudrey Hepburnは、(ヘボン先生と同じ名前なのに)、日本では
「
ヘップバーン」となってしまった。
本当の発音は「
ヘボン」が正解。
だから、「
シビレゲイシャ」も、
単なるダジャレではなく、意外にも、
本物の発音に近いものだったかもしれない。
WEST KINGSTONEという駅名も
「ウエストキングストン」
では通じない。
「
上杉謙信」
といえば通ずる、
というような話は、いくらでもあります。
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2015.12.23 (WED)