一人ぼっちの高ボッチ

六万石

2016年08月10日 16:42


高ボッチ山  1665m



ここが諏訪湖と富士山を展望するスポット。
霞むあたりが諏訪湖です。
その向こうに富士山が見えるはずなのですが・・・残念でした。


山頂



右後方の山は、鉢伏山



山頂付近から。
画面中央に、白っぽく見えるのが「高ボッチ競馬場」



山頂付近から見える電波塔
この電波塔は、えんぱーくからも見えておりますね。
高ボッチ山頂は、電波塔のある山塊の、その後ろに(南東に)突き出ている。
したがって、「高ボッチ山頂」は、塩尻市内からは見えないわけです。




     ♪ 高原に風は渡り・・・・
       夏が行けば恋も終わりと・・・     (舟木和夫)

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昨日、高ボッチ草競馬があり、塩尻駅前からシャトルバス(無料)が出ておりました。

バス駐車場から山頂へ、超スローペースで歩いて、40分ぐらい。
若い人なら20分~30分もかからないと思う。

草競馬については、また、別記事で。

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2016.8.8 (MON)



≪高ボッチの草競馬≫


パドックで。







普段は「ウマ」という動物を、こんなに近くで目にすることはない。
こうして近くで見ると、予想外に大きい。

   馬は強いな
   デッカイな

男装の麗人川島芳子松本高女(現、松本蟻ケ崎高校)へ、
馬に乗って通学していたというが、現在で言うならばナナハンのバイクで通学、
みたいなものだったに違いない。、



ちびっこ、ポニー乗馬体験コーナー



屋台を並べる塩尻市内のお店。大繁盛

ウマが走っているところの写真がなくて申しわけありません。
なかなかウマく取れなかった。
Photo  8/7
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≪トリビア万華鏡≫

「高ボッチ」の語源

実は、2013年8月4日、つまり3年前のログにありましたので
加筆してご紹介します。
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競馬場のすぐ近くの見晴らし広場から見える高ボッチの山頂

高ボッチの「ボッチ」の語源には諸説ある。

(1) 鍋蓋の、手でつかむところを「ボッチ」という。
    これは、広辞苑には載っておりませんが、図書館で
    「ものの名前の本」
    という冊子で見つけました。
    「小さな突起物」の意。
   
    「ならば人体にも」・・・などと、
    不謹慎なことを想像してはいけませんよ!(笑)


(2) 「一人ぼっち」の「ぼっち」の意から。
    富士山の場合は「一人ぼっち」とはいわない。
    ああいう、上から目線で見下ろしているのは
    「孤高」
    という。

(3) 漢字の「法師」が、なまって「ボッチ」となった。
    「坊ちゃん」
    つまり
    「男の子」。

(4) 凸凹という漢字の「凹」と同じ。「高凹地」の意。
    この説は、たしか昭和の時代に、信毎出版の
    「信州の里山」
    だったかな? その本に書いたあった。

    高原に開発された1周400メートル(※)の競馬場を眺めながら、
    これは凹地説が有力かなあ、と思った。


(5) 「だいたらぼっち」(信州弁で「でーたらぼっち)

高法師は巨人の坊さん、
巨大な坊さんが京都から信州に山を運んだ際、
腰を下ろして山頂がへこんでしまったのが高ボッチ山で
踏ん張って立ち上がった時に出来たのが諏訪湖


これが一番面白い。

いずれにせよ「ボッチ」とカタカナにして、何やら、外国語っぽいネーミング。
元祖、片丘村の衆(しょう)の、大ヒットだ。

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(※
編註)過日の記事で「1周800mぐらいかな?」と書きましたが、「一周400m」が正しい。
     お詫びして訂正します。
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今回、3年ぶりに行ってみて、

でーたらぼっち伝説

を確信した!

     でーたらボッチが、あそこに腰かけて
     諏訪湖を見下ろしていたのである

来年は、行けるか、いけないか
分からない。

あの日は
      夢か・・・、 
             幻か・・・

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2016.8.10 (WED)



 

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