2017年04月28日

手話を学ぶ権利

手話を学ぶ権利
松本聾学校初代学校長 小岩井是非雄先生像   於 松本聾学校正門

過日、松本聾学校の校長先生の特別なご厚意で、
授業を見学させていただいた。

幼稚部、小学校部、中学校部、高等部と、
一日がかりで、全部見せていただいた。

とりわけ感銘を受けたのは幼稚部の授業である。

ショックを受けた。

授業では3名の児童に、先生が絵本と手話を用いて
「好き」と「嫌い」
の手話を、まるまる一時間を使って、教えていた。

(絵本のイラストで)
「ばなな好き?」
「猫、好き?」
「おふろ、好き?」

普通教室ではなく、お座敷のような畳の小部屋で。

一つ一つの手話を、
ああやって習得していくんだな。

後方で(つまり、見学の私と同じ位置で)、お母さんが三名いらっしゃって、
わが子の一挙手一投足を見守っていらっしゃった。

心の中で、わが子に
「がんばれ!」
と、ちぎれるほどに旗を振っているのだ。

がんばれ!

手話が言語じゃない、なんて、
俺は言わせねえぞ。
                                    2017.5.1 (MON)

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Posted by 六万石 at 08:44 │手話