補聴器店の対応
おなじみ、
ニシダさんの掲示板から
先週来、市内3店舗の補聴器専門店を徘徊し、
25万円を越える高額機種から福祉対応補聴器(6万7800円)まで、
各メーカーの補聴器をいろいろ試聴してきていました。
結論は、
必ずしもきちんと僕の聴力レベルに調整してはいないとはいえ
メーカーによって聞こえる差は全く感じられなかった。
また、高額機種であれ福祉対応機種であれ、
こちらに関しても差はあまり感じられなかった。
つまり、高額な補聴器だから「聞こえが回復」するとは言えない。
特に「言葉の弁別」はどれも似たり寄ったりでした。
A店:(認定補聴器店)・補聴器有資格者が対応。
感音性難聴者の状況を全く知らない方であった。
店員:聞こえるでしょう?
私 :聞こえるが声としては聞き分けできない。
店員:ではこれではどうですか?
(ハウリング一歩手前前まで出力を上げる)
私 :ガーガーと五月蠅いだけです。
出力を少し下げて下さい。
店員:聞こうと努力して下さい。この補聴器はとても優秀な補聴器ですから
使っている間に必ず聞こえてきますから、慣れて下さい。
私 :ありがとう。別の補聴器店で試聴してきます。
A店は、僕の中では落第点を付け、早々に店から退却。
B店:(認定補聴器店)・補聴器有資格者が対応。
A店とほぼ同じ対応に終始し、
B店も又落第点を付け早々に店から退却(苦笑)
C店:以前購入した補聴器店。(県内では老舗に位置付けられている会社)
今まで何度か調整していただいた補聴器店で、技術的には問題がないと思われます。
3店舗全てに、全て筆談にてご説明して下さいと願い出ました。
A店、B店共に、筆談と言うより簡単な箇条書き程度の対応でした。
C店では、筆談で対応してくれました。(後略)
リンク先→http://www.number7.jp/bbs/nishiart/
私も、この3月、全く同じような体験をしております。
A店では
「聞こうと努力して下さい。この補聴器はとても優秀な補聴器ですから」
と、セリフまで同じ。
「高額の」(店員にいわせれば「とても優秀な」)補聴器は、
たしかに、さまざまな調節機能が付いている。
しかし補聴器調節の有資格者がノートパソコンのような調節機器を用いて
いくら調節してくれても、その調節は私の耳に届かない。
B店で、オーティコンの、7万円程度のものを取り寄せてもらった。
福祉予算で、ほぼ賄えた。
私のように聴力損失100dBを超えると、どの補聴器でも同じで、言葉の弁別はできない。
だからそれはあきらめています。
でも、自分でしゃべるときの自分の声を聴きたい、
脳にガンガンと響かないものがよい。
そういう意味で、たとえ聴力がスケールアウトしている者にとっても、
やはり、補聴器は必要だ。
補聴器調節の有資格者は、補聴器調節技術だけでなく
「難聴者理解」という哲学を持って対応してほしい。
「耳」に「人間」がついているのではなく、
「人間」に「耳」がついているのだから。
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2016.9.8 (THU)
この記事へのコメント
> 補聴器調節の有資格者は、補聴器調節技術だけでなく
「難聴者理解」という哲学を持って対応してほしい。
「耳」に「人間」がついているのではなく、
「人間」に「耳」がついているのだから。
共感・・・どころかこれこそ真理ですよね。
売らんかな。
少しでも利益率の高い物を売る・・・売りつける。
売ってしまえばタンスの肥やしになっても知ったこっちゃない。
何?筆談してくれだと!
では筆談しますよ。
筆談用のメモ用紙が小さいの何のまるで豆粒のような字を書く。
自慢じゃないが老眼である。
目に全神経を集めマメ文字を読む。
こんな「哲学」無き補聴器店とはおさらばである。
Posted by ニシダ at 2016年09月08日 19:25
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ROKU
いかにも気が進まないかのように
いやいや筆談に応ずる、
という場面がありますね。
特に、補聴器店とか、大学病院の耳鼻科とか。
そういう輩は、こっちから、お払下げだ。
そうやって損するのは、
てめえのほうだからな!
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2016.9.9 (FRI)
ぽっかり浮かんだ白い雲・・・ 「積雲」です。
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