筆談ホステス

六万石

2010年03月06日 09:43

長野難聴の機関紙「アルプス」に、「アルプス万華鏡」という読者のコーナーがある。
投稿者が多いときはよいのだが、
投稿記事だけで紙面が埋まらないときには、本当に苦労であった。

「あった」と過去形で書いたのは、
筆者(六万石)も寄る年波と持病の心臓不安には勝てず、今年の4月から、
「アルプス」編集を若い気鋭の方に編集をバトンタッチしたからである。

それはさておき、「万華鏡」の投稿原稿の少ない場合は、
編集者自らパソコンに向かい、記事をこしらえて
匿名やペンネームでページを埋めてきた。

この六万石ログには、
長野難聴のブログに載せられないような話題や裏話のようなものを載せている。

昨日は、「アルプス」66号の「万華鏡」から「筆談ホステス」の話題をピックアップして
この「六万石ブログ」に載せようと思って書いた。
ところがパソコン操作上のミスでその記事が、長野難聴のブログの方に入ってしまった。

気楽に書いたものだから「ちょっとばぶねーかなあ」とは思ったが、
削除しないでそのままにしておいた。

今朝パソコンを開けて驚いた。
長野難聴のブログのアクセスカウンターが、
日頃の数倍の来場者が記録されていた。
長野難聴ブログとしては「爆発ヒット」となった。
これは多分、
「ホステス」というキーワードにつられて不純な(?)動機の
PV(ページを訪れた者)も含まれているにちがいない。

動機が純であろうが不純であろうが、それは一向にかまわないのであって、
とにかく長野難聴の存在を知ってもらう契機となればそれでよいのである。
(2010/3/6)

(編註) 以下は、長野県中途失聴・難聴者協会ブログの記事。

「アルプス」66号(平成21年12月発行)の万華鏡で
「筆談ホステス」の話題を短くとりあげておいた。
==「筆談ホステス」という本が売れている。
作者は聾者でバリバリの銀座のホステス、
(表紙カバーの写真を見ると)美人である。
「筆談」の手段で男たちを元気づけている。
(中略)すごいなあと思う。
すごいと思うけれど自分には遠い話 ==

さて、こういう話題はなかなか書きにくいところがあって、
「アルプス」に載せるかとうかも躊躇したものである。
なぜ書きにくいかというと、
その本は売れてはいたが、
どこか評価が定まっていないところがあったからである。

出版された単行本が話題を呼んで
「筆談ホステス」はドラマ化された。、
やっぱりというか、予想どうり、批判が出た。
複数の週刊誌(週刊新潮と週刊文春)の記事、
「本人は筆談なんかほとんどしていない」
「NO1ホステスは大うそ」
「事実とかけ離れた美談・つくり話」
「うそ八百の筆談ホステス」
などと、なかなか手厳しい。

しかし、ドラマはドラマであり、
ドラマ化された段階で、それはフィクションであり、
1から10までドラマのとおりなどと思って視聴している輩があるとすれば、
それは「能天気」というものだ。

ずいぶん事実とは違うことだろう、
作り話の部分もあるだろう。
そういうことを全部飲み込んだ上で、
やはりドラマはドラマとして、
難聴のご本人のがんばりを評価する、
そういう考え方が、大人の対応というものではないか。
                                          
 埃(ほこり)まみれの 巷(ちまた)の夕陽 
 ビルにかくれりゃ 灯がともる
 昨日見た夢に すがって泣いちゃ 生きてはいけない
 銀座だよ・・・・「銀座の蝶」(大津美子)

2010/3/5 



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