「合理的配慮」の盲点

六万石

2017年03月31日 08:54

≪つぶやき万華鏡≫


世の中で、「合理的配慮」が確実に行われているのは、「ラーメン屋」である。

「耳が不自由です」のカードを示すと、店員は、たいがい
一瞬、困惑したような表情を見せる。

「身振りで大丈夫。声は出ますので」

と言いながらメニューに記載されている商品を指さすとと、
ニッコリとなる。。

店員の一瞬の困惑は、多分、「聞こえない」=「手話」と勘違いしたものであり、
「ニッコリ」は、対応が手話でなくても大丈夫と知って、ホッとしているのだろう。

サービスライスを付けるのか、付けないのか、
そういうコミュニケーションも、メニューを指さしながらできてしまう。

もちろん店員は「合理的配慮」などという言葉を知るまいが。

お役所関係の職場では、「手話言語条例」のことも「合理的配慮」のことも、
職員はよく教育されていて、大概、大丈夫である。

しかし、そのほかの公的機関、たとえば病院とか学校とかでは、
法律の趣旨が職員全員に行き届いていないこともあります。

合理的配慮を欠いた場合には、訴えますよ!
法律違反として罰せられるますよ!

などと、

はなっから喧嘩腰で構えていかなくっちゃならないなんて
こちとら、大変な決意を必要とします。

現実に、訴える人って、あるのだろうか。
絵に描いた餅みたいなものではないか。

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2017.3.31 (FRI)

 この画像は
ニシダツトムのそと・あそび
3/29記事からの引用です。

→。http://www.number7.jp/bbs/nishiart/






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