様がわりの「手話カレンダー」

六万石

2011年11月16日 09:32

長野県中途失聴・難聴者協会のブログで、「手話カレンダーをトイレに貼ってある」という投稿記事がありました。「孫がトイレの手話カレンダーで簡単な手話をおぼえてくれて嬉しい」(Fさん)という趣旨。中途失聴・難聴者の仲間で、同じようなことをやっている方は少なくないと思います。私も同様で、トイレに貼っています。

さて、その「手話カレンダー」であるが、昨年までは、災害などの手話単語、いわゆる「新しい手話」が多く、日常の単語が少なかった。2012年版では、がらりと変わって、手話の基本的な単語が載っています。

「こんにちわ」「ありがとう」「ご苦労様」「ごめんなさい」
「月」「火」「水」・・・。
「春」「夏」「秋」「冬」、「お正月」「桜」「紅葉」・・など季節の単語
もちろん指文字も載っている。

難聴者が手話を勉強しても、家族や、周りの人が手話を使えない。それがが最大の悩みであるのです。
この手話カレンダーにのっている程度の単語をおぼえてもらえば、それだけで世の中が格段に楽しくなるはずだ。

また、「手話はむずかしくてアキラメタ」という難聴者も、このカレンダーにのっている程度なら覚えられるのではないだろうか。さらには、一般の方々にも覚えてもらえば、もっと嬉しい。

2012年の「手話カレンダー」の様変わりは、難聴者として大歓迎である。

(註)「手話カレンダー」(1部500円):長野県聴覚障害者協会(塩尻の場合、ハンドフレンドリーなどの手話サークルでも扱っている)

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