難聴・七つの迷信(1)
難聴・七つの迷信(1)
迷信1:耳の聞こえない人は手話ができる
中途失聴・難聴者にも、コミュニケーションの補助手段の一つとして手話を用いたり、手話で仲間と交流が出来たりする者もいます。そのような場合、手話は楽しい。便利である。しかし、手話を母語としない者が、ろう者なみの手話を獲得することは至難の業で、常会(町内会)の会議などの重要な社会参加の場面で、手話通訳を介して手話を用いることが出来る者は、ごく希です。
平成13年度厚生労働省身体障害者実態調査によると、現在、身体障害者手帳の交付を受けている聴覚障害者は30万5000人。そのうち、コミュニケーション手段として手話を第一言語としている者(いわゆる「ろう者})は4万7000人。全体の15.4%となっています。
これは、あくまで身体障害者手帳の交付を受けている者の統計であり、身体障害者としての認定を受けていなくても、実際に生活をしていくうえで耳が聞こえづらく不便を感じている者は、600万人~800万人と推定されています。
そして、そのほとんどが手話ができません。
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