新・難聴七つの迷信(4)

六万石

2016年11月07日 16:44

「七つの迷信」≪アーカイブ≫から山形県ノリリンさんのコメント~

さて、難聴者の迷信。当事者として
1、難聴者は健聴者のお荷物になってる
2、難聴者は聞こえないから地域の役割を免除できる
3、聞こえないことを隠したほうが良い(同情されたくない)
4、聞こえるふりしても良い(理解してないのに分かったと言う)
5、難聴者は障害者だから、助けてもらう立場。誰かを助けることはしない
6、自分は聞こえるから障害者ではない、と突っ張ってるが
  いつの間にか居場所を求めて、寄って来ている

ROKUさんの迷信が健聴者から見た迷信ならば私のは
当事者の思い込み?みたいな事ですね。
誰かがいつか助けてくれるんじゃないかと誰も自分から行動しないのが、
地元の難聴者の態度です。他にもあるだろうけど、
この6点が実際に地元の人たちを見ていてまた、過去の自分を振り返って思ったことです。

6点目は最近、手話サークルに来た難聴者のことです。
前に【私はまだ聞こえるし手話なんて必要ない】と私に言ってサークルを去って行ったのに、4月からまた来たのです。何事も無かったように。
Posted by ノリリン at 2013年04月26日

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ROKU

このコメントは3年半ほど前にいただいたものですが、あれから年月が過ぎて、
いま、読み返してみますと、「難聴者の甘え」を指摘した、鋭いコメントであり、
思い当ることが多々あります。

難聴者は、情報が与えられないから動けない。
情報さえ与えられれば地域で、健聴者並に働くこともできると、私は
体験的に実感しております。

難聴者が要約筆記を利用して地域にデビューすることは、
周りの方々の偏見や誤解を取り除く絶好のチャンスであると思います。

聴覚障害者社会参加支援協会という名称の支援団体があります。
これは、聴覚障害者が自ら社会参加をしようとする際にこそ、支援していただける、、
そういう趣旨であると思います。

難聴は外部からは見えない障害ではありますが、
だからと言って、ずっと隠し通せるものではない。

例えば、大きな災害の場合には、隠していてはどうしようもない。
自分が損するだけだと思います。

そんなことを思いながら、ノリリンさんからのコメントを懐かしく読み返しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2016.11.7 (MON)



もう「立冬」なんですね、

取り残しりんごたわわに冬に入る


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


関連記事