新・難聴七つの迷信(3)
・耳元で大声で話すと聞こえるはずだ。
・耳の聞こえない人はみんな手話ができる。
・耳の聞こえない人は「口話」ができる。
・補聴器を装用すると、聞こえるはずだ。
・人工内耳を装用すると健聴者なみに聞こえる。
・家族が付き添えば情報保障は大丈夫。
・その他、もろもろ。
「七つの」というのは、、別に七つだけではなく、「たくさんの」と同意義である。
この話題は、平成13年に当ブログで連載したが、時を経て状況も変わり、
新しい読者の方も増加しておりますので、
改めて(重要手話単語!)、
ご意見、コメントを、ランダムに、いただきたいと思います。
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「耳元で大声で話すと聞こえるはずだ」
という迷信が世に、はこびっています。
≪コメント≫
市民タイムスの投書欄から
(医療機関で)先生の言葉がよく聞き取れませんでした。
すると先生は私の耳に顔を近づけて、
大声を張り上げて早口でしゃべりました。
あまりに大きな声なので余計に聞きづらく、
しまいには(医師の言葉を)理解しようとする気力もなくなりました。
もっとゆっくりと話してもらえば理解できたと思います
73歳(女性) 松本市、
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Mさんから
”聞こえないならもっと大きな声で伝えよう”・・・・
これは一般の健聴者全般に当てはまるんではないかな?
私も小さいころから難聴だったので、同級生をはじめ、
先生や親戚にいたるすべての関係者から同じ体験をもらいました。
つらかったです・・・本当に。
難聴者に対する接し方が間違っているんですが、
「難聴とはどういうものか?」を知る機会がなければ
だれでも同じように考えるはずです。
Posted by <M> at 2012年11月15日
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ROKU
テレビで、難聴の高齢者にインタビューする際に、
耳元に口を近づけて大声で話しかけている場面が、
しばしば放映されます。
補聴器を装用している難聴者の耳元で大声で怒鳴るのは
大変に危険な行為でもあります。
場合によっては、補聴器で増幅された理不尽な音により、
さらに耳を傷めてしまうこともあります
何より、、難聴者に対する心理的虐待です。
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2016.11.4 (FRI)
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