塩尻要約筆記入門講座(5)

六万石

2014年07月01日 19:46


真打登場                      2014.7.1

塩尻要約筆記講座5回目。浜さん(元長野難聴会長)が登場した。
浜さんは実際に要約筆記を使って社会で活躍しており、
話には重みと説得力がある。
50分があっという間に過ぎ(受講生の感想)た。

・・・で、例の質問への回答(私の担当部分)はどうなったか。
・・・よい質問でしたねえ。
こういう質問が出ること自体、この講座は成功している。
情報障害という障害物がネックになって社会へ出られないという方の場合、
その障害物をとっぱらってしまえば、社会へ出られる。
私の場合も。実を言うと、社会へ出るのが嫌だった。
定年退職と同時に、「これで社会から逃げ切った」と、そう思っていた。
たまたま町内会の役を押しつけられて、いやいやデビューしたら
そこに要約筆記があり、そのおかげで、今がある。
社会へ出たがらない方には、要約筆記というものがあることを伝えてほしい。・・・

・・・と、まあ、そんな趣旨の、ごく、ありきたりの話になってしまった。
ブログのコメントでご協力をいただき盛り上げて頂いた方々には、ちょっと申し訳ない。

「難聴者が必死の思いで要約筆記を利用してデビューしたとき、
その要約筆記者がへたくそだったら困る。
だから、要約筆記者もしっかりしてもらわなくては困る」
と、これは、ごく普通の調子でしゃべったのですが、
講師席に居並ぶ要約筆記者たちが一瞬、
しゅっと姿勢を正したのが印象的だった。


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