2014年08月11日 21:48
いつも楽しみに拝読しています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京都で選挙のバリアフリー活動に関わっている関係で、お聞きしたくコメントします。
県知事選、終わりましたが、テレビの政見放送には手話通訳はついていたでしょうか?
字幕もつけてほしいところですが、どうでしょう。
Posted by オガワミツヒコ at 2014年08月11日
長野県知事選挙の政見放送には「字幕」がついていません。※「信州の隠れ家より」(8/1)
テレビのリモコンで「字幕」ボタンを押しても、字幕が表示されません。
しかし、手話通訳は付いているのですね。
これは、候補者が”任意”で付けているものです。義務付けられているわけではありません。
もちろん「字幕」の表示も義務づけられていません。
ですので、県内のある要約筆記者がボランティア?活動として、政見放送の”文字起こし文”を作成して関係者に配布してくれました。
また、某民報放送局が政見放送のDVDを”聴覚障害”当事者にも送付した のですが・・・
なんと、「字幕」がついていません\(◎o◎)/!
聞こえない人にとっては、ほとんど100%”ゴミ”です。
選挙運動の手段については、公職選挙法等の法令によって、細か
く規定がされています。まず、現行の制度で、政見放送が選挙運動
手段として認められているのは、衆議院議員(小選挙区・比例代表)、
参議院議員(県選挙区・比例代表)、都道府県知事の選挙に限られ
ます。
このうち、政見放送に手話通訳を付けることが認められているの
は、これまでは、衆議院小選挙区、衆議院比例代表、参議院比例代
表の3つに選挙に限られ、字幕を付けることが認められているのは、
衆議院小選挙区の選挙においてのみという状況でした。
政見放送は、法令に基づいて行う必要があるため、手話通訳を付
けることができるよう、字幕を付けることができるよう法改正して
欲しい旨の要望を、私達、長野県選管を含め、各都道府県選管から、
これまで国会・政府に対して求めてきたところです。
こうした取り組みもあり、手話通訳を付けることについては、平
成23年1月に法令が改正され、平成23年4月1日以降に行われる都
道府県知事選挙から、知事選の政見放送に手話通訳を付けることが
できるようになりました。本県では、前回の知事選が平成22年8月
でしたので、今回の知事選で初めて政見放送に手話通訳が付されま
した。残るは、参議院県選挙区の選挙に手話通訳が認められていな
いという状況です。
政見放送に字幕を付けることについては、平成25年6月に法令が
改正され、参議院比例代表の選挙についても、新たに字幕を付ける
ことができるようになりました。現段階では、衆議院比例代表、参
議院県選挙区、都道府県知事の3つの選挙では、政見放送に字幕を
付けることができるまでに至っておりません。
こうしたように、徐々に、手話通訳を付けたり、字幕を付けたり
することのできる選挙が増えてきてはいますが、全ての選挙におい
て手話通訳や字幕が付けられるよう、引き続き、国に要請していき
たいと考えています。
障がい者差別解消法が成立した今、と述べております。
どんなに詭弁を弄しようが、
情報保障がなされないのは「片手落ち」ではなく
明らかな「差別」と云わざるを得ないと思いました。
障がい当事者からの意見をきちんと伝えて行かねばと
改めて強く思います。