デバグ難聴セミナ

六万石

2014年12月26日 19:42



私にとって、
「人生を変えたこの一冊」
である。
高校生向きに、楽しく書かれた本だが、高度、数学の構造に迫る。
昭和48年、渋谷の大盛堂で、一番下の書棚に見つけた。
今では、もちろん絶版。
貴重な書物である。

「デバグ」 という変わったタイトルだが、
今でいうコンピュータ用語の「デバッグ(debug).
プログラムの中に隠れているバグ(bug=虫)
を見つけ出して取り除いて(de-)いくこと。
パソコンという用語もなかった昭和40年代に、
こういう用語がタイトルとして用いられたこと自体、驚異である。、

いつぞや、難聴仲間のLegacyさんのブログにコンピュータのbugの話が書いてあって、
内心、嬉しかった。(閑話休題)

さて、小針さんの主張は、
「数学の答はただ一つ」
ではなくて、
「何を仮定したら何が結論されるか」
を楽しく語らうのが数学。
・・・数学とは、つまり言語学である。
数学に対する世間の誤解を一つ一つ取り去って、
みなさん楽しく勉強しましょう、、

てなわけだ。

著者名は、「こはり あきひろ」と読む。
「あきひろ」の「あき」という漢字が、パソコンで見当たらない。
小針さんは、若くして不慮の事故で亡くなった。
数学の位相・構造に関する専門書のほかに
啓蒙書として「
「数学七つの迷信」
というのもある。
当ブログの、いつぞやの、
難聴七つの迷信
のタイトルは、そのパクリです。

難聴という障害に関する世の中の誤解を一つ一つ取り去って、
楽しく生きていきましょう・・・、

というわけで
デバク難聴セミナ
これからもよろしく。
2014/12/26


「デバク数学セミナ」p/15 から
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