2013年05月02日
難聴・七つの迷信(3)
迷信3.補聴器を装用すると、聞こえるはずだ。
これは世の中に、かなり広まっている迷信である。
そして、高額な補聴器ほど、より聞こえるはずだ、という迷信も。
補聴器店が片耳だけで数十万の、それでいて役にも立たない高額補聴器を、
難聴者やその家族の不安に乗じて売りつけるのは、広義の詐欺ではないのか、
と、私は思っている。
※西川愛理氏ーーアメリカのパデュー大学で聴覚学を学ぶ。
昨年12月に卒業・帰国し、今年2月からスターキージャパン教育部所属。
横浜市中途失聴・難聴者協会に所属。
これは世の中に、かなり広まっている迷信である。
そして、高額な補聴器ほど、より聞こえるはずだ、という迷信も。
補聴器店が片耳だけで数十万の、それでいて役にも立たない高額補聴器を、
難聴者やその家族の不安に乗じて売りつけるのは、広義の詐欺ではないのか、
と、私は思っている。
*補聴器は聴力そのものを回復させるものではない。
*「補聴器を装用すれば難聴を軽くしてくれる」とは考えてはいけない。
*補聴器の役割はわずかな音声情報の断片をよりはっきり増幅し、
聞き取りの手掛かりとして強調することにある。
(西川愛理氏 全難聴埼玉大会の講演から 資料:Mさん提供)
『補聴器は聴力そのものを回復させるものではない。
聞き取りの手掛かりとして強調することにある』
‥これは凄く私の中では名言だと思います。
なのに‥‥‥
補聴器は全て聞こえると勘違いする健聴者がいる。
理解されないって悲しいな(ToT)・・・・
Posted by sora at 2012年12月08日
※西川愛理氏ーーアメリカのパデュー大学で聴覚学を学ぶ。
昨年12月に卒業・帰国し、今年2月からスターキージャパン教育部所属。
横浜市中途失聴・難聴者協会に所属。
Posted by 六万石 at 20:11
│難聴・七つの迷信
この記事へのコメント
私は市主催の手話講座を受講中“ろう体験”の教室に参加しましたが、その中で補聴器の話がありました。
音を扱う時に、マイクで集音しそれを増幅した後スピーカーから出すという作業では、マイクやスピーカーが小さければ小さいほど質が落ちるという事でした。これを補聴器に当てはめると、
「小さければ小さいほど高い」は「性能が低いほど高い」と言えるかもしれません。
音を扱う時に、マイクで集音しそれを増幅した後スピーカーから出すという作業では、マイクやスピーカーが小さければ小さいほど質が落ちるという事でした。これを補聴器に当てはめると、
「小さければ小さいほど高い」は「性能が低いほど高い」と言えるかもしれません。
Posted by S.Kita at 2013年05月03日 00:11