2016年09月08日
補聴器店の対応
おなじみ、ニシダさんの掲示板から
私も、この3月、全く同じような体験をしております。
A店では
「聞こうと努力して下さい。この補聴器はとても優秀な補聴器ですから」
と、セリフまで同じ。
「高額の」(店員にいわせれば「とても優秀な」)補聴器は、
たしかに、さまざまな調節機能が付いている。
しかし補聴器調節の有資格者がノートパソコンのような調節機器を用いて
いくら調節してくれても、その調節は私の耳に届かない。
B店で、オーティコンの、7万円程度のものを取り寄せてもらった。
福祉予算で、ほぼ賄えた。
私のように聴力損失100dBを超えると、どの補聴器でも同じで、言葉の弁別はできない。
だからそれはあきらめています。
でも、自分でしゃべるときの自分の声を聴きたい、
脳にガンガンと響かないものがよい。
そういう意味で、たとえ聴力がスケールアウトしている者にとっても、
やはり、補聴器は必要だ。
補聴器調節の有資格者は、補聴器調節技術だけでなく
「難聴者理解」という哲学を持って対応してほしい。
「耳」に「人間」がついているのではなく、
「人間」に「耳」がついているのだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2016.9.8 (THU)
この記事へのコメント
> 補聴器調節の有資格者は、補聴器調節技術だけでなく
「難聴者理解」という哲学を持って対応してほしい。
「耳」に「人間」がついているのではなく、
「人間」に「耳」がついているのだから。
共感・・・どころかこれこそ真理ですよね。
売らんかな。
少しでも利益率の高い物を売る・・・売りつける。
売ってしまえばタンスの肥やしになっても知ったこっちゃない。
何?筆談してくれだと!
では筆談しますよ。
筆談用のメモ用紙が小さいの何のまるで豆粒のような字を書く。
自慢じゃないが老眼である。
目に全神経を集めマメ文字を読む。
こんな「哲学」無き補聴器店とはおさらばである。
Posted by ニシダ at 2016年09月08日 19:25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ROKU
いかにも気が進まないかのように
いやいや筆談に応ずる、
という場面がありますね。
特に、補聴器店とか、大学病院の耳鼻科とか。
そういう輩は、こっちから、お払下げだ。
そうやって損するのは、てめえのほうだからな!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2016.9.9 (FRI)

ぽっかり浮かんだ白い雲・・・ 「積雲」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先週来、市内3店舗の補聴器専門店を徘徊し、
25万円を越える高額機種から福祉対応補聴器(6万7800円)まで、
各メーカーの補聴器をいろいろ試聴してきていました。
結論は、
必ずしもきちんと僕の聴力レベルに調整してはいないとはいえ
メーカーによって聞こえる差は全く感じられなかった。
また、高額機種であれ福祉対応機種であれ、
こちらに関しても差はあまり感じられなかった。
つまり、高額な補聴器だから「聞こえが回復」するとは言えない。
特に「言葉の弁別」はどれも似たり寄ったりでした。
A店:(認定補聴器店)・補聴器有資格者が対応。
感音性難聴者の状況を全く知らない方であった。
店員:聞こえるでしょう?
私 :聞こえるが声としては聞き分けできない。
店員:ではこれではどうですか?
(ハウリング一歩手前前まで出力を上げる)
私 :ガーガーと五月蠅いだけです。
出力を少し下げて下さい。
店員:聞こうと努力して下さい。この補聴器はとても優秀な補聴器ですから
使っている間に必ず聞こえてきますから、慣れて下さい。
私 :ありがとう。別の補聴器店で試聴してきます。
A店は、僕の中では落第点を付け、早々に店から退却。
B店:(認定補聴器店)・補聴器有資格者が対応。
A店とほぼ同じ対応に終始し、
B店も又落第点を付け早々に店から退却(苦笑)
C店:以前購入した補聴器店。(県内では老舗に位置付けられている会社)
今まで何度か調整していただいた補聴器店で、技術的には問題がないと思われます。
3店舗全てに、全て筆談にてご説明して下さいと願い出ました。
A店、B店共に、筆談と言うより簡単な箇条書き程度の対応でした。
C店では、筆談で対応してくれました。(後略)
リンク先→http://www.number7.jp/bbs/nishiart/
私も、この3月、全く同じような体験をしております。
A店では
「聞こうと努力して下さい。この補聴器はとても優秀な補聴器ですから」
と、セリフまで同じ。
「高額の」(店員にいわせれば「とても優秀な」)補聴器は、
たしかに、さまざまな調節機能が付いている。
しかし補聴器調節の有資格者がノートパソコンのような調節機器を用いて
いくら調節してくれても、その調節は私の耳に届かない。
B店で、オーティコンの、7万円程度のものを取り寄せてもらった。
福祉予算で、ほぼ賄えた。
私のように聴力損失100dBを超えると、どの補聴器でも同じで、言葉の弁別はできない。
だからそれはあきらめています。
でも、自分でしゃべるときの自分の声を聴きたい、
脳にガンガンと響かないものがよい。
そういう意味で、たとえ聴力がスケールアウトしている者にとっても、
やはり、補聴器は必要だ。
補聴器調節の有資格者は、補聴器調節技術だけでなく
「難聴者理解」という哲学を持って対応してほしい。
「耳」に「人間」がついているのではなく、
「人間」に「耳」がついているのだから。
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2016.9.8 (THU)
この記事へのコメント
> 補聴器調節の有資格者は、補聴器調節技術だけでなく
「難聴者理解」という哲学を持って対応してほしい。
「耳」に「人間」がついているのではなく、
「人間」に「耳」がついているのだから。
共感・・・どころかこれこそ真理ですよね。
売らんかな。
少しでも利益率の高い物を売る・・・売りつける。
売ってしまえばタンスの肥やしになっても知ったこっちゃない。
何?筆談してくれだと!
では筆談しますよ。
筆談用のメモ用紙が小さいの何のまるで豆粒のような字を書く。
自慢じゃないが老眼である。
目に全神経を集めマメ文字を読む。
こんな「哲学」無き補聴器店とはおさらばである。
Posted by ニシダ at 2016年09月08日 19:25
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ROKU
いかにも気が進まないかのように
いやいや筆談に応ずる、
という場面がありますね。
特に、補聴器店とか、大学病院の耳鼻科とか。
そういう輩は、こっちから、お払下げだ。
そうやって損するのは、てめえのほうだからな!
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2016.9.9 (FRI)
ぽっかり浮かんだ白い雲・・・ 「積雲」です。
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2016年03月03日
補聴器変更の手続き
補聴器変更の際の手続き
機種がそれまで使っていたものと同じならば
医師の診断書は不要です。
ほぼ5年を過ぎていれば、福祉課への申請書だけでOK.
ボックス型 → 耳かけ型など、
機種変更の場合は、医師の診断書が必要となります。
私の場合、実際には補聴器店で、あらかじめ機種を選定し、、
そのカタログを持参して、市の認定耳鼻科医で診察をしてもらった。
医師の判断により、補聴器の機種変更が(正式に)行われ、
診断書がもらえます。
診断書発行の費用は、今回は1000円程度。(高齢者保険)
昔、たしか、5000円ぐらいだったと記憶している。、
医師の診断書を添付して、市町村の福祉課に申請します。
申請書類は市町村の福祉課から県へ送られるわけですが、
県の審査が最終的に終了するまでに
1~2ケ月かかります。
ずいぶん待たされるものです。
その間、
変更前の機種でしのいでいることになります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

八幡水苑(広丘野村・ギャザの東裏)から
(記事とは関係ありません)
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2016.3.3 (THU)
機種がそれまで使っていたものと同じならば
医師の診断書は不要です。
ほぼ5年を過ぎていれば、福祉課への申請書だけでOK.
ボックス型 → 耳かけ型など、
機種変更の場合は、医師の診断書が必要となります。
私の場合、実際には補聴器店で、あらかじめ機種を選定し、、
そのカタログを持参して、市の認定耳鼻科医で診察をしてもらった。
医師の判断により、補聴器の機種変更が(正式に)行われ、
診断書がもらえます。
診断書発行の費用は、今回は1000円程度。(高齢者保険)
昔、たしか、5000円ぐらいだったと記憶している。、
医師の診断書を添付して、市町村の福祉課に申請します。
申請書類は市町村の福祉課から県へ送られるわけですが、
県の審査が最終的に終了するまでに
1~2ケ月かかります。
ずいぶん待たされるものです。
その間、
変更前の機種でしのいでいることになります。
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八幡水苑(広丘野村・ギャザの東裏)から
(記事とは関係ありません)
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2016.3.3 (THU)
2016年01月31日
補聴器への誤解
・・・荒川さんは「補聴器をつければ、難聴者は『健聴者のように聞こえるようになる』
と周囲に誤解されていることがある」と指摘する。
補聴器はタイプも聞こえ方もさまざま。
無理解な家族から「高い補聴器を買ったのに返事もしない」
と嫌みを言われ、傷つくケース・・・
毎日新聞1/29記事より引用
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「補聴器を使っているのに聞こえないの?」
「もっといい補聴器を買えばいいのに」
さらには
「どうして人工内耳を埋め込まないの?」
ということになってしまう。
そんな、簡単なものではないのである。
世の中、
理解不足である。
誤解である。
誤解の責任の一端は
○○にもあると思う。
2016.1.31 (SUN)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追記
「誤解の責任の一端は○○にもある」 ・・・・ 〇〇に入る言葉は、「難聴者本人」
難聴者は迎合する傾向がある。
実際には補聴器で、(あるは人工内耳で)情報の一端しかきこえないのに、つい、
「聞こえる、聞こえる」などと言ってしまう。 (2017.10.17)
私こと、県段階の活動は引退したのですが地域では、まだ、(ときどき)引っ張り出されております。つい最近のこと、塩尻市の要約筆記入門講座で「補聴器を使っていてもコミュニケーションはできないんです」とお話したところ、受講生の一人が「補聴器を使ってもダメなんですか?」と、くってかかるような真剣な表情で質問してきました。聞けば、ご主人が難聴であるという。感音難聴の場合は、補聴器でコミュニケーションをとることが難しい、ということをお話しました。難聴者の心理についてもお話しました。要約筆記の講座は、難聴という障害をご理解いただくことが基本となります。そのところをおろそかにして、要約筆記のやり方をいくら教えても意味がない。そこが手話講座と根本的な相違点であろうかと思います。 (2017.10.18)
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と周囲に誤解されていることがある」と指摘する。
補聴器はタイプも聞こえ方もさまざま。
無理解な家族から「高い補聴器を買ったのに返事もしない」
と嫌みを言われ、傷つくケース・・・
毎日新聞1/29記事より引用
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「補聴器を使っているのに聞こえないの?」
「もっといい補聴器を買えばいいのに」
さらには
「どうして人工内耳を埋め込まないの?」
ということになってしまう。
そんな、簡単なものではないのである。
世の中、
理解不足である。
誤解である。
誤解の責任の一端は
○○にもあると思う。
2016.1.31 (SUN)
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追記
「誤解の責任の一端は○○にもある」 ・・・・ 〇〇に入る言葉は、「難聴者本人」
難聴者は迎合する傾向がある。
実際には補聴器で、(あるは人工内耳で)情報の一端しかきこえないのに、つい、
「聞こえる、聞こえる」などと言ってしまう。 (2017.10.17)
私こと、県段階の活動は引退したのですが地域では、まだ、(ときどき)引っ張り出されております。つい最近のこと、塩尻市の要約筆記入門講座で「補聴器を使っていてもコミュニケーションはできないんです」とお話したところ、受講生の一人が「補聴器を使ってもダメなんですか?」と、くってかかるような真剣な表情で質問してきました。聞けば、ご主人が難聴であるという。感音難聴の場合は、補聴器でコミュニケーションをとることが難しい、ということをお話しました。難聴者の心理についてもお話しました。要約筆記の講座は、難聴という障害をご理解いただくことが基本となります。そのところをおろそかにして、要約筆記のやり方をいくら教えても意味がない。そこが手話講座と根本的な相違点であろうかと思います。 (2017.10.18)
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2015年06月19日
私の補聴器

こんな補聴器ですが・・・
50年以上も難聴をやっていれば、
今までに購入した補聴器は数知れない。
最初のは、佐久の、伴野酒造の近くの眼鏡屋で、リオネット。
あの頃(昭和40年ごろ)、リオネットしかなかった。
初めて補聴器をつけたとき、
街の雑踏の音とか、
それまで聞こえていなかった音が入ってきて、
びっくりしたものだ。
そのあとはよく覚えていないが、
ナショナル、オーティコン、ワイデックス、シーメンス・・・
種類も、箱型、耳かけ型、メガネ型(現在この型はない)
アナログ、デジタル。
私はオーティコンの箱型の時代が一番長く、
岡谷に転任してからは東京(神田)まで買いに行っていた。
聴力が聴力40dB~60dBの頃は、補聴器もそれなりに機能して、
仕事も、なんとか頑張れた。
箱型の補聴器をかけて廊下を歩いていて、
「歩くときにも英語を聴いているのですか?」
などと、言われた。
超小型のトランジスタ―ラジオと間違えたらしい。
その後、補聴器は飛躍的に進歩して、
耳かけ式・デジタルが主流となり、
さまざまな調整機能がついた。
昭和50年ごろからは私も、
耳かけ式・デジタルを使っていた。
卓球部の顧問をやっていて、
卓球を練習する際には、耳かけ式は有効で、
ボールがラケットに当たるときの音が、
「コツン」「コツン」
と、小気味よかった。
やがて、聴力70dB~80 dBの段階ともなると、
補聴器はほとんど機能しなくなる。
現在は100dBを超えていて(障害2級)、
どんな高額な補聴器を試してみても、
どれもこれも大差はない。
ボリュームを上げると、
音は大きくなるが、言葉として弁別できない。
つまり、コミュニケーションの手段として補聴器は
まったく役に立たなくなった。
結局、昔の箱型に回帰した。
今は、自分の声を聴くためだけに用いている。
補聴器店へいけば、店頭には、
20万円、30万円、40万円・・・、というような補聴器が並んでいて、
「これがオススメです」
などと言われる。
今使っている箱型の補聴器は6万円ぐらいのもので、
福祉補助金でまかなえる程度のものだが、
どういうわけか店頭には置いてない。
「箱型は外国から取り寄せるので日数がかかりますよ」
などと(いやみを)言われる。
そんなわけで、私のは、
まあ、昭和の遺物のような補聴器ではある。
塩尻市の要約筆記入門講座でも、
ちょっと、補聴器の話にも触れた。
「そういう大きな補聴器を使っていれば、
一目で難聴者だとわかり、支援しやすい」
と、おっしゃった方もいた。
ところで今春、若い人たちに話す機会があった。
「それ、補聴器ですか。オシャレですね」
と言われた。
「音楽のプレーヤーみたい」
とも。
' Back to the future ! '
なのだ。
[ #補聴器 ]
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2015.6.19
、
2015年04月19日
えんぱーくで補聴器を正しく知る講座

Photo 2015.4.24
えんぱーく で 補聴器を正しく知る講座
日 時:平成27年5月16日(土)午後1:00~3:00
(受付:午後12:30~)
場 所:塩尻市民交流センター(えんぱーく) 401
講師:前川 直子さん (公益財団テクノエイド協会 試験研修部)
対 象:どなたでも (事前申込不要)
情報保障:手話通訳・パソコン要約筆記・磁気ループ
<問合せ先> 長野県聴覚障がい者情報センター
特定の補聴器(店)の宣伝ではありません。
チラシをごらんください→ http://naganan.naganoblog.jp/e1680222.html
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2015.4.25
2015年02月09日
ぼくは補聴器を捨てた
お昼のEテレを見ていたら、ハートネットの再放送で、
聴覚障害の写真家 齋藤陽道(はるみち)さんが出ておりました。
大変感銘したので、ご紹介します。
<タイトル>
ブレイクスルー File.23 僕にしか見えない”感動”を写す
―写真家 齋藤陽道―
二十歳の時、言葉以外の「声」を見つけたいと決断し、補聴器を捨てた。
という。
作品は、ありふれた日常を写真とエッセーで、
自分にしか見えない感動を写し取っている。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2015-02/02.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
社会とつながっていない自分は生きていく価値があるのだろうか
という思いは切実である。
だから私は、
一日のうちに、ほんのひとことでも、人と話す機会を大切にしたい。
それはインターネットなどの電子媒体ではなくて、
唾の飛んでくる距離にいて。
2015.2.9 MON.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
聴覚障害の写真家 齋藤陽道(はるみち)さんが出ておりました。
大変感銘したので、ご紹介します。
<タイトル>
ブレイクスルー File.23 僕にしか見えない”感動”を写す
―写真家 齋藤陽道―
補聴器をつけても、友達の声が聞き取れない、
言葉が怖くて、誰とも話さず日々を過ごした。
自分は社会とつながっていない。
社会とつながっていない自分は生きていく価値があるのだろうかと、
このままだと自殺してしまうのではないだろうかとも考えた。
二十歳の時、言葉以外の「声」を見つけたいと決断し、補聴器を捨てた。
という。
作品は、ありふれた日常を写真とエッセーで、
自分にしか見えない感動を写し取っている。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2015-02/02.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
社会とつながっていない自分は生きていく価値があるのだろうか
という思いは切実である。
だから私は、
一日のうちに、ほんのひとことでも、人と話す機会を大切にしたい。
それはインターネットなどの電子媒体ではなくて、
唾の飛んでくる距離にいて。
2015.2.9 MON.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2014年09月16日
補聴器は大事です、が・・
私にとって補聴器は大事です。
これがないと、自分の声が聞こえない。
自分の声が聞こえなくても
短い言葉のやり取りなら、
敢えて「読話」とは言うまい、
状況が予測できる場合には
身振りや勘で、出来ていしまう(ときもある)。
しかし、集会や討論等で少し長い発言をするときには、
補聴器で自分の声を聴いていないと
自分が何を言っているのか不安になってくる。、
過日の手話言語法の集会で発言を控えたのも、
実は補聴器を持参していなかったからなんです。(閑話休題)
補聴器はこうして、私にはなくてはならないものです。
しかし、これを使って普通に社会生活ができるかというと、、
どうもうまくいかない。
静かなところで、
一対一で
・・・・なら、なんとかなるが、
でも社会はそんなに甘くはない。
私は20歳代の後半に難聴になって以来50年、
その間、大学病院でまざまな検査治療も試みた。
補聴器は、少しでも性能の良いものをと、
東京の専門店で購入していた。
「どうです、耳がかえってきたような気分でしょう」
などと(店主に)言われ、
はい、はい、と迎合したりもしていた。
昨日ご紹介した西さんのコメントの中で、
とありましたが、私も、そうです。
認定補聴器店でも、
良心的と言われている補聴器店でも、結果はたいして変わらない。
私の場合
補聴器では、耳はかえって来なかった。
耳がかえってきた!
と、確実に思えたのは平成16年
初めて要約筆記通訳を利用した時だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<この記事へのコメント>
最後の3行は、伸び悩む私への大きな励ましとなりました。
ありがとうございます。初心を忘れず、努めます。
Posted by くまはは at 2014年09月16日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真摯に受け止め、たゆまぬ努力を…するよう、皆さんにつたえまぁ~す!
Posted by ろぜっと山口 at 2014年09月16日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント有難うございました。
西さんのブログに
「≪耳がかえってきた≫という表現を初めて見た」
というお言葉がありました。
たしか、塩尻の入門講座で、鈴木さんとのコンビで、
しゃべっていたとき、偶然、私の口から出た言葉なんです。
ほんとうに、そう思ったということです。
(ROKU)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これがないと、自分の声が聞こえない。
自分の声が聞こえなくても
短い言葉のやり取りなら、
敢えて「読話」とは言うまい、
状況が予測できる場合には
身振りや勘で、出来ていしまう(ときもある)。
しかし、集会や討論等で少し長い発言をするときには、
補聴器で自分の声を聴いていないと
自分が何を言っているのか不安になってくる。、
過日の手話言語法の集会で発言を控えたのも、
実は補聴器を持参していなかったからなんです。(閑話休題)
補聴器はこうして、私にはなくてはならないものです。
しかし、これを使って普通に社会生活ができるかというと、、
どうもうまくいかない。
静かなところで、
一対一で
・・・・なら、なんとかなるが、
でも社会はそんなに甘くはない。
私は20歳代の後半に難聴になって以来50年、
その間、大学病院でまざまな検査治療も試みた。
補聴器は、少しでも性能の良いものをと、
東京の専門店で購入していた。
「どうです、耳がかえってきたような気分でしょう」
などと(店主に)言われ、
はい、はい、と迎合したりもしていた。
昨日ご紹介した西さんのコメントの中で、
補聴器店によっては
「聞こえないのは安い補聴器だからです」
「こちらの高額機種は素晴らしいですよ」との勧め方を
僕も経験してきています。
・・・・何度煮え湯をのまされてきたことか
とありましたが、私も、そうです。
認定補聴器店でも、
良心的と言われている補聴器店でも、結果はたいして変わらない。
私の場合
補聴器では、耳はかえって来なかった。
耳がかえってきた!
と、確実に思えたのは平成16年
初めて要約筆記通訳を利用した時だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<この記事へのコメント>
最後の3行は、伸び悩む私への大きな励ましとなりました。
ありがとうございます。初心を忘れず、努めます。
Posted by くまはは at 2014年09月16日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真摯に受け止め、たゆまぬ努力を…するよう、皆さんにつたえまぁ~す!
Posted by ろぜっと山口 at 2014年09月16日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント有難うございました。
西さんのブログに
「≪耳がかえってきた≫という表現を初めて見た」
というお言葉がありました。
たしか、塩尻の入門講座で、鈴木さんとのコンビで、
しゃべっていたとき、偶然、私の口から出た言葉なんです。
ほんとうに、そう思ったということです。
(ROKU)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2014年09月15日
特定メーカーの記事は・・・
当ブログに昨日(9/14)、N様と仰る方から、
「W・・・(=補聴器の製品名)を試してみてください」
という趣旨のコメントが入っておりました。
また、それと同じ文章(コピー)が、私が担当している
長野難聴のブログにも(記事内容に関係なく)入っておりました。
当協会では、特定のメーカー様の製品や特定の補聴器店様については、
ブログへの記事掲載を避けておりますので、
N様のコメントは、失礼ながら削除させていただきました。
ところで、当局がコメントを削除する前に、おなじみの西さんから
当ブログの管理者である私の意に沿うコメントが、すでに入っておりまして、
その文章は多くの示唆を含むものでした。
というわけで、
改めてここに、西さんからのコメントをご紹介いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご紹介のW・・・(=製品名)のHPを読みました。
補聴器を使えば話が分かるでしょう。
声が聞こえるでしょ。
実は、この認識から生じる誤解に何時も苦しめられています。
事の本質は、感音性難聴者は、音を伝える神経回路のトラブルなので
高性能の補聴器を使っても
声そのものが歪み聞き分け出来ないのが特徴です。
「W」(=製品名)は、文言によればとても優秀だとの事ですが、
聴神経が部分的であれ失われている感音性難聴者に
どう言葉を伝えられるのか、甚だ疑問を感じました。
今まで、このような文言でどれだけの難聴者が煮え湯を飲まされた知れません。
もちろん僕もその一人です。
Nさんの情報は大変参考になりましたが、
(これは)聴覚障がい者だけに言える事ではないのですが
障がいに向き合うのではなく
障がい者の心に寄り添う姿勢が、最も大切な事なのだとか確信しています。
進行性感音難聴者からの素直な意見でした。
Posted by 西 at 2014年09月14日 12:36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追記。09月14日 14:30
Nさんは聴者ですね。
もしかしてメーカーさんですか?
別の難聴者ブログででも
全く同じ投稿文が投稿されていました。
技術革新はとても素晴らしいと思いますし、
音を伝えるという機能と
失われた機能を機械で回復し補うという事は
全く別なものなだという事を認識してくださればと切に願います。
補聴器店によっては
「聞こえないのは安い補聴器だからです」
「こちらの高額機種は素晴らしいですよ」との勧め方を
僕も経験してきています。
失われた聴神経を、如何なる原理で回復出来るのか?
Nさんが提供下さった情報は情報としてありがたいとは思いますが、
「W・・・」(=製品名)で言葉が明瞭になるとの宣伝は
とどのつまり
難聴者と補聴器にまつわる誤解に繋がり
誤解はまた蔑視と差別になりかねない事を
ご理解下されば幸いです。
なお、伝音性難聴に置いては
僕の感想は当てはまらないかも知れない事を申し述べておきます
Posted by 西 at 2014年09月 14:30
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
西さん、ありがとうございました。(ROKU)
「W・・・(=補聴器の製品名)を試してみてください」
という趣旨のコメントが入っておりました。
また、それと同じ文章(コピー)が、私が担当している
長野難聴のブログにも(記事内容に関係なく)入っておりました。
当協会では、特定のメーカー様の製品や特定の補聴器店様については、
ブログへの記事掲載を避けておりますので、
N様のコメントは、失礼ながら削除させていただきました。
ところで、当局がコメントを削除する前に、おなじみの西さんから
当ブログの管理者である私の意に沿うコメントが、すでに入っておりまして、
その文章は多くの示唆を含むものでした。
というわけで、
改めてここに、西さんからのコメントをご紹介いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご紹介のW・・・(=製品名)のHPを読みました。
補聴器を使えば話が分かるでしょう。
声が聞こえるでしょ。
実は、この認識から生じる誤解に何時も苦しめられています。
事の本質は、感音性難聴者は、音を伝える神経回路のトラブルなので
高性能の補聴器を使っても
声そのものが歪み聞き分け出来ないのが特徴です。
「W」(=製品名)は、文言によればとても優秀だとの事ですが、
聴神経が部分的であれ失われている感音性難聴者に
どう言葉を伝えられるのか、甚だ疑問を感じました。
今まで、このような文言でどれだけの難聴者が煮え湯を飲まされた知れません。
もちろん僕もその一人です。
Nさんの情報は大変参考になりましたが、
(これは)聴覚障がい者だけに言える事ではないのですが
障がいに向き合うのではなく
障がい者の心に寄り添う姿勢が、最も大切な事なのだとか確信しています。
進行性感音難聴者からの素直な意見でした。
Posted by 西 at 2014年09月14日 12:36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追記。09月14日 14:30
Nさんは聴者ですね。
もしかしてメーカーさんですか?
別の難聴者ブログででも
全く同じ投稿文が投稿されていました。
技術革新はとても素晴らしいと思いますし、
音を伝えるという機能と
失われた機能を機械で回復し補うという事は
全く別なものなだという事を認識してくださればと切に願います。
補聴器店によっては
「聞こえないのは安い補聴器だからです」
「こちらの高額機種は素晴らしいですよ」との勧め方を
僕も経験してきています。
失われた聴神経を、如何なる原理で回復出来るのか?
Nさんが提供下さった情報は情報としてありがたいとは思いますが、
「W・・・」(=製品名)で言葉が明瞭になるとの宣伝は
とどのつまり
難聴者と補聴器にまつわる誤解に繋がり
誤解はまた蔑視と差別になりかねない事を
ご理解下されば幸いです。
なお、伝音性難聴に置いては
僕の感想は当てはまらないかも知れない事を申し述べておきます
Posted by 西 at 2014年09月 14:30
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西さん、ありがとうございました。(ROKU)
2014年05月07日
難聴者向けスピーカー「コミューン」
国道19号線 塩尻市大門七番町跨線橋から(5/2 撮影)
気温のあまりの寒暖差に体がついていかない。
とうとう風邪をひいてしまった。
高齢者ゆえ、ここ3日~4日間、外出できません。
写真のストックも切れてしまいそうです。(閑話休題)
昨日(5月6日)の目で聴くテレビ 「みるっく」で
難聴者向けのスピーカー「コミューン」(comuoon)の紹介があった。
ユニバーサル・サウンド・デザイン社
http://u-s-d.co.jp/index.html
普通のスピーカーとは異なり、音がクリアー、
歪(ひずみ)のない音質で、画期的なものと、紹介された。
Aさん(右耳75dB・左耳は補聴器を装用して45dBの女性)
(歌を聴いて)確かに音質の違いがはっきり分かる。ただし、聞いたことのない音はわかりにくい。Bさん(人工内耳装用の女性)
音質は確かに違うが、音声の認識には、さほど効果的だとは思えない。感想をと言われても、必要な人には必要でしょ、とぐらいにしか言えない。の感想が紹介されていた。
今後、役所や病院の窓口にも置かれる可能性があるという。
それはそれで、結構なことだが、
難聴について何にも知らないスタッフが、
「窓口に置いてあるのだからそれを使いなさい」
と、無言の圧力をかけるようになるとすれば、問題だ。
それこそ、西さんの仰る
「聞け聞け暴力!」
になりかねない。
ゲストとして番組に出演していた、ろう者が
「文字とか手話とかになってでてくるようなものでなくてはダメですね」
と指摘していた。
御意である。
受付スタッフが、ちょっと書いてくだされば、それで済むことなのに!
2014年02月21日
佐村河内・耳鼻科医が「疑心暗鬼」となりかねない
佐村河内某の記事(2/20)について、コメントから。
「そら」さん、お久しぶり。
診断書を書いてもらう際に、医師から、
「疑心暗鬼」
の対応される(扱いを受ける)なんてことは、
私たちにとって大変不幸なことです。
ほんとうにね・・・
正直者がバカをみるような・・・
ますます聞こえない者にたいしての理解度が落ちてしまいますね。
コツコツと活動しても馬鹿な者のために後退してしまうばかり。
なんちゅうことをしてくれた!
Posted by みみばあちゃん at 2014年02月20日
もう、やってられないですよね。うちの耳鼻科でも、補聴器をつけている状態とつけてないときの聞き取りみたいな問診書を書かされました。
もう何年も通院してるのに何故?今更?勘弁して欲しいです。
Posted by そら at 2014年02月20日
「そら」さん、お久しぶり。
診断書を書いてもらう際に、医師から、
「疑心暗鬼」
の対応される(扱いを受ける)なんてことは、
私たちにとって大変不幸なことです。