2013年12月20日

タバコ自販機をやれというのか

過日の当ブログでの、古い身体障害者手帳がそのまま通用しているという話で、
ろぜっと山口さんからのコメント
私の知り合いのろう者は…なんと中学生の時の写真が貼ってありました(当時、アラフォ~)(笑)
「そろそろ変えなきゃ」って言ってたような…(笑)

ろう者のなかには、そういう方がけっこういらっしゃるみたいですね。
障害のレベルが人生の早い時期に2級に固定してしてしまい、
(聴覚障害だけでは1級はない)、
更新の必要がなくなってから幾年月・・・、という方です。

私が昭和48年に障害者手帳を交付されたときには、
聴覚障害者の「特典」として
「聴覚障害者は日本専売公社のタバコ販売業を優先的に開店できる」
という趣旨のことが書かれていました。
(この話、ブログに書くのは二度目ですが・・・)
要するに、耳が聞こえなくなったら、いまやっている仕事は止めて、
タバコ屋さんになりなさい、といことである。
それが「受容」というものだ!
というふうにも読める文章であった。

現在の身体障害者手帳には、まさか、そんなことは書かれていない。
書かれはいないが、さて、実態はどうだろうか。

現実の社会の中で、
「向いている職業に転職した方がいいのでは」
という圧力がかかり、不本意ながら転職した、
という中途失聴の仲間もいる。

本日、長野難聴のメインブログに、
障害者政策委員会 ニュースレター(No.16)2013.12.19
を掲載しました。

全難聴副理事長の新谷さんの問題提起。
新谷よりは労働雇用分野での職務関連性の問題で発言しました。
私たち障害者は希望する会社に入れなかったり、就労後の異動などで希望する職種に付けないことが多くありますが、ほとんどの場合職務との関連性が理由にされます。
営業職の場合、失聴するとその仕事を外され他の業務に回されます。現在の職務を継続するために必要な合理的配慮が尽くされた上での止むを得ない措置がどうか、他の分野にも関連する課題と考えています。

わが意を得たり!です。

→ http://naganan.naganoblog.jp/





Posted by 六万石 at 18:34