2014年03月01日

要約筆記者派遣事業の「空白地域」

本県の要約筆記者派遣事業実施率が40パーセント以下と言うことは、
年間で、派遣実績ゼロの市町村が60パーセント以上あるということである。

これは一体、どういうことなんだろう。

1. 長野県の60パーセント以上の自治体に、「難聴者がいない!」、と言うことか?
まさか!

2. 難聴者はいるが、面倒だから身体障害者手帳を申請しないでいるのか。
これは、大いにありそうだ。
私の町内でも、聞こえないけれど手帳は持っていない人が複数名います。

3.手帳を持っているが、要約筆記派遣事業の利用の仕方がわからないでいるのか。

4. 派遣申請の手続きが面倒だから、利用する気持ちが起きないのか。

5 要約筆記派者遣事業について、行政から、どの程度の説明を受けているのか。

要約筆記者派遣の「空白地域」をなくしていかねばならないと思う。

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Posted by 六万石 at 17:48 │要約筆記
この記事へのコメント
ありがとうございました。
資料は長野難聴の浜がお預かりし、
昨日、えんぱーくで受け取りました。
私の考えている「ブ・ナロード作戦」
の実行に、必須の資料です。
長野県77市町村の福祉課窓口にチラシを置いて、
地図上、全部「緑」にしたい。
(実施率100パーセントにしたい)
そしてそれを会員拡大にもつなげたい。
・・・夢のような話なんですが。
Posted by 六万石六万石 at 2014年03月25日 18:06
いろいろご教示くださいましてありがとうございます。
私個人として、ちょっとした策も考えておりますが、
協会員が知恵を出し合って進む方向がよいと考えております。
(ROKU)
Posted by 長野難聴長野難聴 at 2014年03月04日 17:52
追伸
長野県の派遣実施率は60%程度ありますよ。
データが多少古いようです。
25年の県内での調査では、77市町村中、要約筆記の派遣事業の実施をしていると回答してきたのは39市町村ですから、60%を超えています。
(長野県手話通訳問題研究会調査によります)
お会いする機会がありましたらコピーをお渡しいたしますよ。
Posted by ろぜっと山口ろぜっと山口 at 2014年03月03日 15:14
何年か前、北信地方で派遣事業を実施していない地域に営業に行きました。
その時の行政の回答
「難聴者はいます。いますが、要約筆記を使わなくても大丈夫なようで、派遣申請はありませんので、当市町村では講座をしたりお金をかける予定はありません。」
「要約筆記の派遣もやります。制度はあります。けれど、利用者がいません。」
行政側が積極的に制度の説明、利用推進をしている様子はありませんでした。
説明されていなければ、知らないわけですから、利用はしませんよね。
また、昨今は補聴器購入助成金目当ての身体障害者手帳申請のお年寄りも多いため、補聴器だけ入手できれば、説明を受けても大方の人は派遣の利用はしないのでしょう。
難しい問題を含んでいる思います。
行政担当者へのアピールが大事ですね。
理解してもらい、PRに協力してくれる人がいれば違ってくるかもしれません。
また、もしかしたら要約筆記を目にする機会があって、利用方法等がわかれば使いたいという人もいるかもしれません。
残念なのは、制度利用に制限等があって、デイサービスなどでの利用ができなかったりすること。
聞こえないままに、デイ利用をされているお年寄りの多いことは気になって仕方ないです。
補聴器つけていれば聞こえるという勘違いは、社会にまかり通っていますので。
補聴器近くで大声…これも…知っていればキチガイじみた所業ですが、知らない人にとってみれば…仕方ないことなのかもしれません。

すみません、長くなって(^_^;)気になることは多々あって…(泣)
Posted by ろぜっと山口ろぜっと山口 at 2014年03月03日 15:05