2014年05月25日

サラダトーク(アーカイブ2)

サラダトーク
塩尻農事放送・サラダトーク(白樺通り・総合文化センター前から)
車は白樺通りからは(直接には)入れません。

「サラダトーク」は来年2月で終了だそうです。
で、あと、この建物はどうなるのかな?

サラダトークについて、たしか、もう一本記事があったはず・・・
と思って、過去ログを探してみました。
ありました。
当ブログが引っ越しをする以前のサイトにありました。
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サラダトーク

塩尻市の農事放送(有線放送)局から、難聴者の体験をお話してほしいとの依頼があった。

農事放送局は「サラダトーク」といって、塩尻市のさまざまな情報を有線で伝える放送局であり、「サラダ記念日」とは、全く関係がない。

私は個人的には、難聴者としての日常生活などをお話するのは、なんとなく恥さらしみたいに感じているので、取材には即座にお断りしたかったのであるが、一方では長野県中途失聴・難聴者協会広報部長として、難聴者のことは社会に広める役割があるということで、お受けした。

担当の女子アナが目を見張るような美人の方で、やっぱ、お受けしてよかった。

女子アナからの質問は多岐にわたったが、ひとつ、長野難聴の会報「アルプス」59号に記載されている記事について、
「送ったFAXが相手に着いたか着かないかわからない。業者の来るのを一日中ジーと待っている」
というくだりについて、実状をお話してくださいとのことであった。

「あのね、じーと待っているというのはね。健聴者の場合と違うのですよ。私たちはチャイムの音がきこえません。ですから、玄関が見える位置に常に身をおいて、そこで、ご飯も食べて、ジーと待っているわけです」
「玄関を見つめながらですか」
「そうです。玄関に人の気配がするのを待ちながら」
「それを一日中ですか」
「一日中です。私たちは電話ができません。だから待つことには慣れています」

もう一つの話題。
「何時ごろから聴力を失ったのですか」
「それは東京オリンピックのあった頃からです。あなたはその時代、何をしていましたか」
「私? 私は、いませんでした」

女子アナ氏は 「いません」「いません」と繰り返しているのでありました。
2008.5.29
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(註)当時、「リレー電話」は、まだ、一般的ではなかった。







Posted by 六万石 at 16:47
この記事へのコメント
「担当の女子アナが目を見張るような美人の方で、やっぱ、お受けしてよかった。」

↑・・・最高の感想で、その感覚、僕は大好きです(笑)
ただし、鋭い本質的な質問ができない不勉強な方であればノーグッドです。

以前、美術グループ展を開催するにあたり某局の生ラジオの中で
美人だけどトンチンカンな質問しかせず、
さらには難聴者の聞こえについて事前にディレクターに伝え
配慮をお願いしていたのですが、
美人を鼻に引っかけた全く配慮のないアナウンサーにはほとほと困り果て
作品解説を脇に追いやり差別をするなと
ガラスの向こうにいる技術スタッフやディレクターなどが
狼狽している姿を横目で見ながら、
意図的に局批判を展開した事があります。
Posted by 西 at 2014年05月26日 07:41