2014年08月08日

ちょっと楽しかった

今日、ちょっと楽しいことがありました。

朝、9時20分発の振興バスに乗ったら、
偶然私の座席の近くに、
小学校1年か2年ぐらいの男の子が座っており、
傍らに付き添いの,
あれはお母さんではなくて、多分 先生らしい女性の方がいて、
しおじりえきで おりるよ
と書いたホワイトボードを掲げていた。

バスが広丘駅前で停車したとき、
数名の乗客が下車し、
つられて男の子も降りようとした。

先生(?)が、一生懸命に、後ろから抱きとめた。

ところが、それ以後、バスが停車して、いくらかの乗客が下車するたびに、
男の子は降りようとしてもがく。
先生が必死になって止めている。

見かねて私は、手話で、
「塩尻駅は、まだ、ずーと遠くだよ」、
とやってみたが、伝わらない。

腕時計(アナログ型)で、9時50分のところを指で示して、
「この針がここまで」
と示してやった。

それを見ていた先生(?)が、
ホワイトボードに大きく時計の絵をかいて、
「この針がここまで」
と指で示した。

男の子は急におとなしくなった。
おとなしくなったばかりではない。
なんと、ニコニコしながら私の手を握ってきた。

手を握ったまま、ずーと離さないので、私は
本当はえんぱーくで下車するはずが、
そのまま塩尻駅まで、一緒に乗っていった。

先生(?)は、何度も何度も頭をさげていた。

何らかの障害を持っている子だろう。
むずかっていたのは、
情報が欲しかったのだと思う。
2014.8..8








Posted by 六万石 at 21:26
この記事へのコメント
コメントをありがとうございました。
こうしたエピソード。
書き方によっては自慢話のようになってしまいがちで、
記事として掲載するとに少し躊躇したのですが、
結果的には西さんや、ロゼさんからコメントをいただき、
また、地元の要約筆記者からもメールをいただき、
気持ちを同じくしていただけたこと、
大変感謝しております。

ろぜっと山口さんのご推測のとおり、
多分、重複障害児童だと、私も思いました。

とにかく、あのバスの中で、
あの一定時間、私は信頼され、
心が通じていた。

心が通じるというのは、楽しいですね。
Posted by 六万石六万石 at 2014年08月11日 20:25
ROKUサマ
お疲れ様です(^^)/ほんと、お人柄ですね、気持ちがほっこりしました(笑)
きっと聴覚障害と他の発達障がい等の重複障害児童なのでしょうね。
さすがに教職にあったROKUさんだけありますね。
サッとその子の気持ちを察することができたんですね。
凄いと思います。さすがです!
Posted by ろぜっと山口ろぜっと山口 at 2014年08月10日 23:16
お孫さん・・・ではなく
ひ孫さんになる年齢ですね。

バイトでずぶ濡れになっていますが
ろくさんのお人柄に
ほのぼのと心に灯が灯りました。
Posted by 西 at 2014年08月09日 17:32