2015年01月29日

マッサンン・熊虎・ニシン

マッサンン・熊虎・ニシン

目で聴くテレビ「アイドラゴン」は聴覚障害者のための手話や字幕で伝える番組で、
特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構が制作を行っている。
週一回、火曜日に一定時間の放送があり、木曜日に再放送がある。

そのアイドラゴンで、興味のある番組をやっていた。
NHKの「視点・論点」という10分程度の番組に、手話と字幕を付けた放送。

世界史におけるタラとニシン
西洋の食の中心は肉ではなく魚であり、中世盛期のキリスト教社会では、
一年の半分を魚を食べて過ごした。その魚への巨大な需要が、ヨーロッパ近代をもたらした。
ニシンがハンザとオランダの繁栄を築き、塩ダラが大航海時代の幕を開けた。
17世紀のオランダの繁栄は、ニシンの回遊が、バルト海から北海に変わったことが原因である。
・・・学問的にハイレベルの内容だった。

さて、ここで思い起こすのが、、朝ドラ「マッサン」。
ニシンが余市に来なくなったことで窮地に追い込まれた熊虎さん

ドラマの設定は、はたして本当であろうか?

ネットで調べてみたところ、これは本当の話。
時代考証はしっかりできているということがわかりました。

興味のある方は調べて(ググって)みてください。

要するに、
ニシンの回遊性は余市どころか、
世界の歴史を変えるほどのものなのだ。


ですからね、教官!、
もとい、
熊虎さん、
待っていたって、ニシンは来ません。
あきらめるより仕方ないよ。


2015.1.29 THU.
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Posted by 六万石 at 20:31