2015年03月06日
「アナ雪」の「レリゴー」
≪ROKUの語源ノート≫
※ Let It Go(レリゴー)は、ディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌である。
☆ 始めに、発音の話。
<法則> t の前と後ろに母音があるときは
ta ti tu te to が、耳には
ら り る れ ろ のように聞こえる。
一番有名なのが
water これは「ウオーター」ではなくて、「ワーラー」と聞こえる。
その他の例として、
forty フォーティ → フォーリイ
beautiful ビューティフル → ビューリフォ
pretty プリティ → プリリィ
little リトル → リロォ
better ベター → ベラー
matter マター → マラー
What's the matter?(どうしたの?)は「ツマラー」と聞こえる
・・・・・・などなど。
そこで、 Let it go は、「レリゴー」のように聞こえるわけ。
※ 全く耳の聞こえない者が、発音の話をする、ってのも変なものですが、
一応は、「昔取った杵柄(きねづか))」ということで・・・。
☆ つぎに文法の話ですが
Let は、使役動詞。(~させる)
使役動詞といえば、基本的には make と let ですが
(1) We made him go.
(2) We let him go.
両者とも、「我々は彼を行かせた」という和訳となるが
(1)は、彼が「行きたくない」のに「強制的に行かせた」
(2)は、彼が「行きたい(と言っている)ので、「行くのを許した」。
という意味で、同じ使役動詞でも、make とletでは全然異なる。
そこで、
Let it go. 「それがgo(進行)したいように、させてあげよう!」
(この場合、itは、いわゆる「ばくぜんとした状況のit」)
その「超訳」として
「ありのままで」
となったものと思われます。
けだし、名訳だと思います。
2015.3.6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※ Let It Go(レリゴー)は、ディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌である。
☆ 始めに、発音の話。
<法則> t の前と後ろに母音があるときは
ta ti tu te to が、耳には
ら り る れ ろ のように聞こえる。
一番有名なのが
water これは「ウオーター」ではなくて、「ワーラー」と聞こえる。
その他の例として、
forty フォーティ → フォーリイ
beautiful ビューティフル → ビューリフォ
pretty プリティ → プリリィ
little リトル → リロォ
better ベター → ベラー
matter マター → マラー
What's the matter?(どうしたの?)は「ツマラー」と聞こえる
・・・・・・などなど。
そこで、 Let it go は、「レリゴー」のように聞こえるわけ。
※ 全く耳の聞こえない者が、発音の話をする、ってのも変なものですが、
一応は、「昔取った杵柄(きねづか))」ということで・・・。
☆ つぎに文法の話ですが
Let は、使役動詞。(~させる)
使役動詞といえば、基本的には make と let ですが
(1) We made him go.
(2) We let him go.
両者とも、「我々は彼を行かせた」という和訳となるが
(1)は、彼が「行きたくない」のに「強制的に行かせた」
(2)は、彼が「行きたい(と言っている)ので、「行くのを許した」。
という意味で、同じ使役動詞でも、make とletでは全然異なる。
そこで、
Let it go. 「それがgo(進行)したいように、させてあげよう!」
(この場合、itは、いわゆる「ばくぜんとした状況のit」)
その「超訳」として
「ありのままで」
となったものと思われます。
けだし、名訳だと思います。
2015.3.6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Posted by 六万石 at 07:49
│トリビア万華鏡