2015年04月06日

法事でのコミュニケーション

2015.4.6

昨日は東京の義姉の一回忌。
家族の車で、
八王子の丘陵の上川霊園へ行ってきました。、

昭和47年の開園で、総区画数15,000区画という。
壮観という以外にない。
霊園だから、宗教自由。
なので、十字架も少なからずあった。

受付の管理事務所には二十数名のスタッフが
コンピュータとにらめっこしていた。
雰囲気的には(塩尻市の)福祉事務所みたいだった。
明るく広い部屋に、パソコンがズラリ並んでいるのは、
松本大学の事務室のような光景だった。

ロビー(ホール)は広々とした椅子席。

法要室
一時安置室
会食室
大小、いくつかの部屋がある。

法要(お経)、お墓参り、会食がコンパクトに
システマチックに、
いっぺんにできてしまう。
さすが、都会の霊園は洗練されていると感心した。

さて、難聴者にとって、最大の不安は、
会食の際のコミュニケーション。

聞こえないからと言って
終始黙黙と食べていては雰囲気を壊す。

聞こえなくても適当に相槌を打つ、
という手段は有力な戦術ではあるが、
下手するとトンチンカンになってしまう。

結局は書いてもらうしかないわけで
メモ用紙(A6)をたくさん持っていった。

要約筆記のような本格的なログは望むべくもないが、
ちょっとした走り書きだけで、
コミュニケーションは成り立つ。

いや、むしろ、その方が、
自然に近い会話ができる。

法事でのコミュニケーション

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追記 2017.8.14

当日の会食の場面を、Play back

席では、耳が聞こえづらくなっている者が、
私のほかに複数名参加していらっしゃった。

少し離れた席から、
私の書いているメモ(ログ)を、覗きこんでいる。

勿論、補聴器をつけていらっしゃる。
高額の補聴器を両耳につけていらっしゃる。

でも、それが、全然、役だっていないみたいであった。

私の書いたログをお渡しすると、
それを奪い合うようにして、
食い入るようにして、
見ていらっしゃった。

「紙に書かれたもの=ログ」
を欲しがる人たちが増えてきていることを実感したものだ。

なお、そのような状況の方々が、障害者手帳を保持していない。
それも、現実である。
そのことも、また、知った。
2017.8.14

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Posted by 六万石 at 13:14 │筆談