2015年06月04日

聴覚障害者ワッペンの提案

聴覚障害者ワッペンの提案
雨が上がりました。(6/4) [ #塩尻 ]
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   難聴者の心理的アンビバレンス   [ #難聴 ]

外見では皆さん普通に(健聴者と同じように)話をしていると 
難聴者だと分からないのが現実です。
すぐに分かる様なワッペンとかあるといいと思います。

(=入門講座受講生から)

ご指摘、ごもっともですね。
難聴は見えない障害だから、なかなか理解してもらえない。
ならば、見えるようにすれば・・・

この質問に関連して、2011年5月20日の当ブログの記事を再掲します。
思い出したのですが、昭和50年代に
聴障者の「イエローキャップ運動」というのがありました。
交通事故などの防止のために聴障者は、
ふだんからイエローキャップを利用して、
これを広く一般に広めようという運動だった。
いつのまにか立ち消えになってしまった。
・・・・・(中略)
やっぱりこれは、運動としては広がらないような気もします。
難聴者は自分の難聴を隠したがる。
それもまた、ひとつの否定できない、悲しい心のあや、
アンビバレンス(※註)というものです。
2011.5.20
(※註)ambivalence:心理学の用語で、
ある対象に対して相反する感情を同時に持つこと。
 
「障害の受容」とも関係があると思いますが、
自分の障害がしっかり受容できている者でも、
やはり、時と場合によって、
このアンビバレンスが頭をもたげます。
これは難聴者の「サガ」かもしれない。

一例として、
聴覚障害者ワッペンの提案 左は災害時などに身に着けるようにと、
 塩尻市の福祉課が作ってくださったビブスです。
 ありがたいことです。
 災害時には必須のアイテムです。
 本当は、普段からこれを着けていれば、
 外から見て聴覚障害者であることがはっきりわかります。

 でも、
 だからといって、
 これを着けて電車に乗ったり街中を歩いたりするには、
 やはり(私でも)抵抗があります。

全国共通のワッペンなら、私はよいと思う。
グッド・アイデア、検討に値するご提案ですね。
有難うございました。

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2015.6.4




Posted by 六万石 at 09:05