難聴者の日常

補欠の子最終回に出番きてサインのぞきて一声叫ぶ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長野市　宮沢信弘
　　　　　　　　
＝信濃毎日新聞「信毎歌壇」(6/25)から引用しました。

おそらく、この子は三年生。
敗色濃厚となった９回裏、
二死走者なし、
というような場面だろう。

種目は違うが部活で、
３年間補欠で過ごした孫の、
敗戦の大勢が決したあとで起用された姿が重なり、
涙が出た。

でも、孫にとっては、それが、
「人生晴れ舞台」
だっただろう。

その日の思いぞ　若き半ばに

　　　　　　　　　　　　　　 　 [ ＃信毎歌壇 ]
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2015.7.5 (SUN)