2015年10月09日

県防災訓練あれこれ(2)

県防災訓練あれこれ(2)

しなの鉄道・戸倉駅での誘導訓練

私の乗車していた電車が戸倉駅に到着したのは8時45分ごろ。
私は電車の中でビブスをつけて
そのままホームに降りて、跨線橋を渡り、
改札口まで歩いていった。

何事も起こらなかった。

それもそのはず、
まだ、訓練に入っていなかった。
集合時刻10分前に到着したからだ。

改札を出ると、長野難聴の事務局長、
長要連の会長さん、
それに、県聴障協の理事長さんが迎えてくれた。

聴障協の理事長さんが、ビブス姿の私を見て、
「立派ですねえ」
と褒めてくださった。
(手話は読み取れた)

県防災訓練あれこれ(2)

いや、私を褒めたのではなく、
ビブス姿が立派!
ということ。

誘導訓練は、9時15分から。

誘導員につれられて、ぞろぞろと2・3番ホームに移動し、
次の電車の到着を待った。

大地震が起きたので、電車を戸倉駅でストップさせ、
そこで、障害者や避難困難者を、
安全に誘導していく・・・
という想定である。

その想定にしては、
スタッフや誘導員はのんびりしたもので、
到着した電車内の人々に【訓練】を知らせるわけでもなく、
ただ、そこに集まっていた我々を、誘導したに過ぎない。

電車内で情報が得られない聴覚障害者に対して
どんな手段でつたえるのか・・・、といったことまでは、
つゆとも考えが及ばなかったようだ。

まあ、初めての訓練だから、
仕方なかったかもしれない。

スタッフの「やる気満々」の気持ちだけは伝わってきたので、
今回は、それで「よし」としよう。

戸倉駅前に設定された「避難所」で、ひとしきり反省会。

「実際の場合、避難困難者がホームに集まっているとは限らない。
そういうことを想定した訓練であるべきだ」
という反省も出された。

私も言いたいことはあったが
ごく短時間の反省会だったので、
聴覚障害者に対する配慮について、
発言の機会を失してしまった。

不満である。

長要連会長が、
(コミュニケーション障害に関する)メモ(注意点)
を用意してきていた。

そのメモが駅長(?)に渡されて、いくらか気持ちがおさまった。

要は、駅々にこうした訓練を広めながら、
訓練内容をさらに充実してものにしていくことであろう。

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2015.10.9 (FRI)















Posted by 六万石 at 17:36 │県防災訓練