2016年01月15日

市販の筆談ボード

黒地の「筆談ボード」はダメです

     --- 私は常日頃から、サインペンと用紙は携帯している。
           筆談に応じていただくためである。    ーーー

<さて、昨日の記事の続きです>

ドコモショップで、対応を手話から筆談に切り替えていただいた。

普通の(つまり手話のできない)店員さんが、喜び勇んで、
というわけではないが、かなり上機嫌で、
市販の筆談ボードを抱えてきた。

店員は、私が机上に出しておいた用紙には目もくれないで、
いきなり、筆談ボードに説明を書きはじめた。

いや、その速度の、
速いこと、速いこと!
要約筆記者でも、あんなには速く書かないだろうというような速さ。

さて、せっかく速く書いてくれて、字もきれいなんだけど、
黒地のボードなので、
書いている最中には、こちらからは全然読めない。

2~3行を書いては、そのボードをこちら向きにしてくれるのだが、
室内照明が反射して、実に読みにくい。
ボードの角度を調節したりして、大変苦労した。

これは多分、会社の方針で、
「難聴者にはこの筆談ボードで対応せよ」
というルールがあるのだろう。

会社とすれば、
なにか、障害者フレンドリーな、
とても親切な、
よいことをやっているように、錯覚しているに違いない。

最近、要約筆記者の中にも、こういうものを持っていらっしゃる方がいる。

ハッキリ申し上げて、市販の筆談ボードはダメである。

遊び感覚で使ったりするには、どうということはないが、
商談とか、大事な場面では、この機種はダメである。

実は、私も以前に、姪から、この機種をプレゼントされた。
「おじちゃんのために」
と、せっかく買ってきてくれたものに対して、
ダメ! 使えない!
とは、言いにくい。

「よく気が付くね、ありがとう」
と言う以外にないのである。
ちなみに、私はこれを数学の計算用紙代わりに使っている。
用途を変えれば、これはこれで、なかなか重宝だ。
市販の筆談ボード
、(商品のイメージ写真)

玩具みたいな商品を
「筆談ボード」
などと称して売りつける偽善のようなことは、
即刻、
止めてもらいたい。

筆談は白い用紙または白地のボードに黒い字で!

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、2016.1.15 (FRI)









Posted by 六万石 at 18:09 │筆談