2016年03月11日

広島県の男子生徒の自殺

≪つぶやき語録≫ 2016.3.11 (FRI)

広島県の男子生徒の自殺
                      誤記録が原因の「とんでも指導」

広島県府中町の中学3年の男子生徒が
誤った情報が記載された資料に基づいて進路指導を受けたあと、自殺した。
生徒が万引きの現場にさえ居合わせず、 全く関係なかったとのこと。

生徒指導上の誤った電子データをパソコンに残しまま担任が交代。
新しい担任が、そのデーターを信じ込んでしまっていたというのは恐ろしい。
教育現場では、普通は、ちょっと考えられない。

担任は指導要録を年度末に書きます。
少なくとも平成10年頃までは、、手書きであった。

担任は、子ども一人一人の顔を思い出しながら書く。
学校長に提出して、点検を受ける

(註)「通知表」というのは、指導要録のごく一部を抜粋したもの。
   指導要録にある「基本的生活習慣」「創意工夫」「協調性」とかの
   項目は、校長以外には知らされない。
   (指導要録には、本人の不利になるようなことは、基本的に書かない)
   
担任交代の場合、指導要録は新担任に引き継がれ
新担任には、生徒指導主事、並びに学年主任から、
詳しい状況が口頭で伝えられ、
連携して指導に当たる。

それが学校の、当たり前のルーティン(手続き)である。
現在は、どうなっているのだろうか、
不思議でならない。

もう一つ、よくわからないことがある。

新担任は生徒と、(どういうわけか)廊下で面接した。

担任 「1年の時の万引き歴が残っているから推薦はムリね」
生徒 「え? あ、はい」

このやりとりで、担任は
「生徒が非行歴を認めたと判断」したというのだが、
私はどうしても納得できない。

生徒は、何故、身に覚えのないことに対して、「はい」と言ってしまったか。
もしかして、軽度の難聴ではなかっただろうか。

というのは、「え? あ、はい」というフレーズは、難聴者が、
話がよくわからないときに、とっさに口からでてしまう言葉で
私とて、その例外ではないからである。

たとえ難聴でなくても、廊下での立ち話だ。
周囲の喧騒もあったかもしれない。
生徒は、多分、よく聞き取れなかったか、
あるいは、担任の口から出た言葉の意味が分からなかったにちがいない。

「え? あ、はい」
と言ってしまったがために、心理的に追い込まれていった。

ともあれ、このやりとりの話は、担任の一方的な話であり、
学校という閉じられた空間のなかでの
教師の責任逃れであると言う以外にない。(激怒!!)

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2016.3.11 (FRI)






Posted by 六万石 at 18:33 │つぶやき万華鏡