2015年10月08日
県防災訓練あれこれ(1)


上掲のビブスは、県が作成したものではなく、
自治体(市町村)の作成になるものです。
ビブスではなく腕章を作成している自治体もあります。
・「耳が不自由です」
・「聞こえません」
と、自治体により表現が、微妙に違っています。
「聞こえません」のビブスは
松本市聴覚障害者社会参加支援協会(通称「支援協会」)が数年前に、
長野県下では、トップをきって作成。
そして、各地域に広がってきています。
「聞こえません」
という表現は、手話を第一言語としている聾者にとって、
簡潔で
大変わかりやすい。
一方、日本語を第一言語とする難聴者にとっては
なんとなく違和感があり、
「耳が不自由」という表現の方がしっくりくる。
そんなことはどうでもいい、
という人もいます。
というわけで塩尻市では、(交渉して)
2種類作っていただき、
各自、チョイスできるようになっています。
2015.10.8 (THU)
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(追記)
障害者の生活補装具として、車椅子や白杖を用いている者は、周りから見て、すぐにそれとわかるのだが、聴覚障害者は、たとえ補聴器をつけていても、周りの人に分からない。、要約筆記入門講座などで難聴者の生活体験をお話して、受講者からよく受ける質問は
「あなたが難聴者であることを(外部から)どうやって見分けるのですか」
「ああしてほしい、こうしてほしいと言われても、支援しようもない」。・・・お説、ごもっともです。
災害用のビブスはある。しかし、日常それを着けて生活していない。「耳マーク」のバッジをつけていても、小さくてわからないし、耳マークが世間に普及しているとは必ずしも言い難い。日常生活でもさりげなく身に着けることができて、しかもそれが周囲にわかる、というようなグッズは工夫できないものだろうか。、2017.10.5
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☆ イエローキャップ運動のことなど 2015.6.4記事
http://rokumangoku.naganoblog.jp/e1725149.html
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Posted by 六万石 at 09:30
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