2014年09月14日
蹴られた全盲の・・・
以前にも述べたが、佐村河内の
「感音性難聴は聞こえたり聞こえなかったりすることがある」
この部分は(この部分だけは)本当のことなのである。
蹴られた全盲の女生徒が腕時計をはめていた。
偽全盲だ!
・・・みたいな事を言ってる者がいるらしい。
視覚障害者用腕時計は文字盤を点で表し、
直接手で触れて確認できる腕時計や、
ボタンを押す事で自動的に音声で時刻を知らるという設計もある。
気軽にいつでも時刻を確認することのできる腕時計が販売されている。
「全盲の者が腕時計をどうやって見るんだ・・・」
は、佐村河内の記者会見の、(質問記者の)
「聞こえてるじゃねえか」
と同じ構図である。
2014.9.15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<JDF9.12声明より引用>
全盲の女性傷害事件・盲導犬刺傷事件に関する声明
2014年9月8日、埼玉県川越市のJR川越駅構内で、全盲の女性が何者かに足を蹴られ負傷するという事件が報じられた。
報道によると、何者かが白杖と接触して転倒し、その直後に女性の背後から足を蹴ったとのことである。そもそも女性は相手の状況が判らず、また女性は白杖を持ち点字ブロック上を歩いていたとのことから、周りからは女性が視覚障害者であることは明白であり、そのうえで、無言のまま一方的に暴力を加えるというのは言語道断である。
また、さる7月には、埼玉県内で盲導犬がその使用者の気づかないうちに刺されるという痛ましい事件が起きている。これも、明らかに障害者であることが分かっていながら危害を加えるという点で看過できない。これらの事件にあって、個々のモラルや思いやりが問われることは言うまでもないが、一歩間違えば人命に関わる行為であり、怒りとともに心からの震撼を禁じえない。
2014年1月に、日本は障害者権利条約を批准した。また批准に先立って、障害者基本法の改正(2011年)や、障害者差別解消法の成立(2013年)をはじめとする制度改革もなされたところである。批准された障害者権利条約では、心身の機能の障害のみならず、社会のあり方によって障害が生ずるという考え方が述べられている。つまり、周囲の態度や行動などによって、誰かが外を歩いたり、社会に参加することができないということは、言い換えれば社会が生み出した「障害」なのである。
障害者が安心して外を歩けない社会は、すべての人にとって住みづらい社会である。内閣府では国民の6%、つまり17人に1人は何らかの障害を有していると報告している。障害者に起こる問題は決して「他人事」ではない。今やこのような出来事は、誰にでも起こり得る可能性がある。
私たちは、これらの事件の一日も早い真相の究明を求めるとともに、卑劣な事件の再発防止を強く訴える。ここに重ねて抗議の意思を示し、併せてすべての人々とともに誰もが安心して暮らせるインクルーシブな社会づくりに一層尽力することを表明する。
2014年9月12日
日本障害フォーラム
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/opinion/opinion_20140912.html
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「感音性難聴は聞こえたり聞こえなかったりすることがある」
この部分は(この部分だけは)本当のことなのである。
蹴られた全盲の女生徒が腕時計をはめていた。
偽全盲だ!
・・・みたいな事を言ってる者がいるらしい。
視覚障害者用腕時計は文字盤を点で表し、
直接手で触れて確認できる腕時計や、
ボタンを押す事で自動的に音声で時刻を知らるという設計もある。
気軽にいつでも時刻を確認することのできる腕時計が販売されている。
「全盲の者が腕時計をどうやって見るんだ・・・」
は、佐村河内の記者会見の、(質問記者の)
「聞こえてるじゃねえか」
と同じ構図である。
2014.9.15
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<JDF9.12声明より引用>
全盲の女性傷害事件・盲導犬刺傷事件に関する声明
2014年9月8日、埼玉県川越市のJR川越駅構内で、全盲の女性が何者かに足を蹴られ負傷するという事件が報じられた。
報道によると、何者かが白杖と接触して転倒し、その直後に女性の背後から足を蹴ったとのことである。そもそも女性は相手の状況が判らず、また女性は白杖を持ち点字ブロック上を歩いていたとのことから、周りからは女性が視覚障害者であることは明白であり、そのうえで、無言のまま一方的に暴力を加えるというのは言語道断である。
また、さる7月には、埼玉県内で盲導犬がその使用者の気づかないうちに刺されるという痛ましい事件が起きている。これも、明らかに障害者であることが分かっていながら危害を加えるという点で看過できない。これらの事件にあって、個々のモラルや思いやりが問われることは言うまでもないが、一歩間違えば人命に関わる行為であり、怒りとともに心からの震撼を禁じえない。
2014年1月に、日本は障害者権利条約を批准した。また批准に先立って、障害者基本法の改正(2011年)や、障害者差別解消法の成立(2013年)をはじめとする制度改革もなされたところである。批准された障害者権利条約では、心身の機能の障害のみならず、社会のあり方によって障害が生ずるという考え方が述べられている。つまり、周囲の態度や行動などによって、誰かが外を歩いたり、社会に参加することができないということは、言い換えれば社会が生み出した「障害」なのである。
障害者が安心して外を歩けない社会は、すべての人にとって住みづらい社会である。内閣府では国民の6%、つまり17人に1人は何らかの障害を有していると報告している。障害者に起こる問題は決して「他人事」ではない。今やこのような出来事は、誰にでも起こり得る可能性がある。
私たちは、これらの事件の一日も早い真相の究明を求めるとともに、卑劣な事件の再発防止を強く訴える。ここに重ねて抗議の意思を示し、併せてすべての人々とともに誰もが安心して暮らせるインクルーシブな社会づくりに一層尽力することを表明する。
2014年9月12日
日本障害フォーラム
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/opinion/opinion_20140912.html
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Posted by 六万石 at
09:46