2015年02月02日
難聴者は借りてきた猫のように
難聴者は借りてきた猫のように
永野難聴2月定例会のデフネット長野の啓発事業:山田千津子先生の講演は
その内容が大変良かったと思います。
これから書く文章は、その内容に関する話ではなく、
情報保障の角度から検証してみようというもので、
企画にケチをつけるとか、そういう意図は毛頭ありません。(念のため)
ろう者と難聴者が同時に参加するわけだから、
情報保障は手話通訳と要約筆記通訳の両方がつく。
講演者は、講演慣れをしていらっしゃって、
話の盛り上げ方も心得たものだった。
こういう場合には、手話通訳はリアルタイムに話に追いついていくが、
要約筆記は、物理的に、ワンテンポ遅れるものである。
そのことは十分承知している。
この日の要約筆記は、手書きだったが、なかなかの技術で、
一生懸命に話に追いついてくださっていた。
しかし、どうしても困ってしまうのが、
講演者が会場の参加者に挙手させる場面。
たとえば、
① 離れている人
② くっついている人
などと、挙手する場面では、ろう者は
①の人・・・ 「ハイ」、
②の人・・・ 「ハイ」
と、間髪を入れず手をあげる。
難聴者はと言うと、手をあげるタイミングがつかめず、
もそもそとしている。
私は、今までに何度もこういう場面を経験している。
手はあげず、様子を見ているだけである。
そうせざるを得ない。
こういうとき私(=難聴者)は、
どう反応してよいのかわからず
まるで借りてきた猫のようになってしまう。
これを解決するには、
難聴者の存在を(講演者に)意識してもらう以外にない、
事前に(講演者に)お願いして配慮してもらう以外にないと思っています。
2015.2.2 MON.
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長野難聴2月定例会会場(長野市障害者福祉センター)
長野市鶴賀・・・、
ここは下町、
「ミニ神田川」 のような川がありました。
♪♪ 窓の下には神田川 ~
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2015年02月02日
面白かった「筆跡心理」の話
JR篠ノ井線車窓(松本ー田沢)から。
清掃工場の煙突が見えます。
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面白かった「筆跡心理」の話
昨年11月中旬から新年にかけて、体調不安のため、
たびたび、参加予定をキャンセルしなければならない事態が続いて、
そのたびに、担当者にご迷惑をおかけした。
今回の長野市での定例会も、午前の部はデフネット長野の主催の企画で
定員30名と聞いて、もし、ドタキャンになってはまずいと思い
私は午前の部への申し込みは遠慮して、午後の部から参加する予定だった。
広丘8時40分発(長野9時58分着)の電車に乗り込んだ。
会場までの移動を考慮すると、間に合わない時間なので、
午前は平安堂へ行くつもりだった。
ところが電車の中で偶然に仲間の女性、お二人と出会い、
長野駅から会場まではMさんの車がお迎えに来てくださるので、
間に合うので、午前の部から参加するよに、と誘われた。
♪突然 偶然 それとも必然
予定変更、午前から参加しすることとなった。
。
デフネット長野の啓発事業:山田千津子先生(筆跡心理士)の
「筆跡心理:なりたい自分になるための文字の書き方」
これは、大変面白かった。
いきなり紙が配られて、「山田様宛でハガキの宛名面」を書かされた。
悪筆ゆえ、スクリーンに映し出されては恥ずかしいと心配したが、そうではなく、
たとえば、「山田様」の「田」の字の一画目と2画目の間隔が
① 離れている人
② くっついている人
③ 微妙な人
それぞれに手をあげさせて、性格を言い当てる、
という進め方であった。
そのほかに、カドが鋭いか、それとと丸くなっているか
「様」という字の偏と旁が離れているかくっついているか、など。
融通が利く人、
誠実な人、
・・・などと断言されて、大変面白かった。
こういう類の心理判定は、とにかく断定的に言い放つのがコツで、
「そうかなあ」
「そうに違いない」
と思わせてしまう。
それとは別に、お話の中で
パソコンで字を打ち込んでも脳は全然活性化されない。
とにかく意識して書かなきゃダメ!
というくだりには、ハッとさせられた。
こういう話は、もっと早く、
つまり、人生のもっと早い段階で、
教えてもらいたかったものだ。
2015.2.2 MON.
追伸:30名定員の会場が満杯。
無理をお願いして割り込ませていただくことになり、
主催者には大変ご迷惑をおかけしました。
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